海軍肉じゃが物語: ルーツ発掘者が語る海軍食文化史

著者 : 高森直史

• 潮書房光人新社 (2006年2月1日発売)

作品紹介・あらすじ

「肉じゃが」のルーツは帝国海軍"男の料理"だった!"おふくろの味"人気ナンバーワン家庭料理をひもとくと、意外な歴史が見えてくる。蘊蓄、ウィット満載で軽妙に綴る肉じゃが誕生秘話。

感想・レビュー・書評

[もーりすまりーなさんの感想 · 2013年1月20日]

肉じゃがを一つの軸として海軍がいかに脚気を克服したか、どういった形で船の上での食事を発展させたかというミリタリー要素から洋食、馬鈴薯に関する食の一文化史まで網羅されているといっても過言ではない。
さすがに専門ではないため馬鈴薯、洋食について詳しいわけではないが肉じゃが、甘煮に関する内容はさすがである。
ここまで調べても呉と舞鶴どちらが発祥の地かはまだわからないようだが海軍が始まりということに関してはほぼ間違いないようである。