最悪の戦場に奇蹟はなかった 新装版: ガダルカナル、インパール戦記 (光人社ノンフィクション文庫 19)
- 潮書房光人新社 (2007年2月1日発売)
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感想 : 6件
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- Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769820192
感想・レビュー・書評
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将校ではない一歩兵の生々しい戦記にもかかわらず、どこかカラッとしていて嫌な読後感はない。著者の人柄もあろうか、至る所に正視に堪えない記述があるが、最悪の戦場の極限状態では普通の感覚なのだろう。戦時中にこれでもかと戦意を煽り立て、戦後あっという間に掌を返した某新聞社のように、平時の今になって戦時の行いを上から目線で叩くのは卑怯だ。そんな奴らの社説より、この手の記録の方がよほど平和に貢献する。著者が最後に述懐しているように、「人類は戦争などしちゃいかん」のである。これ以上説得力のある発言もあるまい。
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(欲しい!/文庫)
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4769820194 478p 1993・8・17
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ガダルカナルとインパール、激戦を二度味わった著者の自らの体験を綴った作品です。タイトル、サブタイトルから、かなり悲惨な内容なんだろうと想像しがちですが、意外にも苦労話をおもしろおかしく書いてる部分も多く、最初から最後まで悲壮感満載って訳ではないです。前線の意外な面を垣間見ることもでき、貴重な戦争体験談だと思います。
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