これだけは読んでおきたい戦争の本: 心を磨き、豊かにするヒント (光人社ノンフィクション文庫 591)

著者 :
  • 潮書房光人新社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769825913

感想・レビュー・書評

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  •  全十章に渡ってそれぞれのキィワードで紹介される本は、どれも読みたくなる本。読んだ本が出てくると、なんだか嬉しくなっちゃうのはそういう仕様なのでしょうか(笑)
     本の一部分を綺麗に切り取る作者の腕は凄いとしかいいようがありません。

     軍人、民間人、外交官、挺身隊のお姉さん、軍人の妻、それぞれの視点から見る戦争とその意味。讃美された部分もあったでしょう、目を背けたくなる程の嫌悪に包まれる部分もあったでしょう、人間の本質を貫いた部分もあったでしょう、非難される部分卑下される部分、様々な善と悪が入り乱れるこの状況。
     色々な角度から戦争を知る事が出来る本。しかし、この本に紹介されている部分はだたのさわりにしかすぎません。興味があれば、実際に手にとって読む事が大事だと想います。

     読みたくなった本
    『442連隊戦闘団』
    『六千人の命のビザ』
    『月光の夏』
    『海軍くろしお物語』
    『憂国』
    『烈将山口多聞』
    『十八歳の遺書』

    あと、関係ないけれど、アッツキスカの本が読みたい。

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著者プロフィール

1949年東京都生まれ。早稲田大学卒業。若き頃より短歌の道を志し、日本語の美しさを学ぶ。平成年代に入り、[男の生きざま]をテーマに、武士道と軍人精神の究明に傾倒し、関連書籍の出版を重ねる。『甲陽軍鑑』を、武士道をキーワードに読み解いた『実録・風林火山―「甲陽軍鑑」の正しい読み方』(2007年)にて、第25回日本文芸大賞・歴史文芸賞を受賞。
その他の著書に、『三島由紀夫と「葉隠」』(2006年)、『武士道の美学』、『武家女性の美学』(2011年)、『戦国 十冊の名著』、『幕末 十冊の名著』(2012年)、『修身尋常小学校教科書に学ぶ』(2013年)、『武士道基本用語事典』(2013年)、『山頭火秀句鑑賞事典』(2014年)、『山頭火旅情鑑賞事典』(2014年)、『幕末の名著・檄文総解説』(2014年)、『キミもサムライになれる!―武士道を知るための35ヶ条』『三島由紀夫の切腹―よみがえる葉隠精神』(2018年)などがある。

「2018年 『天皇論の名著』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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