日本が戦ってくれて感謝しています アジアが賞賛する日本とあの戦争 (産経NF文庫)
- 潮書房光人新社 (2018年7月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769870012
感想・レビュー・書評
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戦争の目的や解釈のなかで、日本の軍人がどれだけ素晴らしかったか、それをアジアの人々が当時どれだけ尊敬し今も感謝を続けているか、現地を訪ね拾った著者にとっての真実が並べられています。
そのひとつひとつはおそらく小さくはない史実であり、いくつかに涙が出るほど感動もしたし、日本人として誇らしい部分ではあろうけれど、そうではない、残酷で醜い、おどろおどろしい史実もそれ以上にあったのが戦争ではないかと考えてしまいます。同著者の『日本が戦ってくれて感謝しています』も内容は大きく重複しているので、読むのは一冊でよいかな、というのが個人の感想でした。
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パラオに行くにあたり、ペリリュー関連の本を探してて出会った。
歴史教育、近現代史に関するメディアの罪。
何が真実なのか、当事者がほぼいなくなっている今、よりわからなくなっている。
歴史は造られる。
相手があるのであれば、相手国の言葉で、相手国当事者による記録を確認するのが良いのだろう。
過去を見つつ、過去の事実がどうであれ、誰かを無闇に虐げてはいけない。捏造してはいけない。足るを知る。奪わなくては幸せになれないのか?
歴史は色んな見方があると認識し、自分の中で再構築していかなければならなくなっている。 -
日本の戦後教育に物申す一冊。
初めて知ることも多かったので学びもあったが、極端な立場な気もするのでどこまで信じて良いのかは冷静に見る必要があると思った -
アジアの中での日本軍は戦争の中で何を残してきたのかを自虐史観を否定する立場から書き記した良書。
自虐史観にどっぷりつかっていた世代である私にとって、このような文章を読むことは本当に意味のあることだと改めて感じました。
戦争には光と闇があるという言葉がある通り、これまでは闇の部分を誇張して平和の尊さを訴えてきたということもあり、この作品では日本の光の部分に焦点を当てることで、今の日本の平和があるということを伝えていると思います。
戦後73年目の終戦記念日を昨日迎え、情報がたくさんあふれるこの時代に正しいことを見つけて学んでいくことの大切さを強く感じる思いです。