金田一少年の事件簿 1 バイリンガル版 (Bilingual Comics)
- 講談社 (1999年8月1日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784770025999
感想・レビュー・書評
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現在の推理漫画の礎を築いたとも言える、
『金田一少年の事件簿』シリーズの英語版(笑)。
漫画や吹き出しはそのままで、
台詞部分のみがフランクな口語体で書かれている。
日本語訳も枠外にきっちり記載されているから、
見比べながら、「へー、こんな言い回しをするんだ!」
と、感心したり楽しみながら読めちゃう素敵な1冊。
面白いのは、「どごぉぉん!」とか「ガタガタブルブル」とか、
いわゆる効果音的なものまで、きちんと英訳されている点。
普段なかなか目にできないから、新鮮で興味深い。
ただ、なんか、日本語の擬音語の方が臨場感がある気がするんだけど、
それは単に漫画文化が栄えているが故の賜物なのかしら??
それとも単に、訳者が適当に充てているせい?
だって、この本の擬音語の英語訳を見る限りでは、
音をそのまま文字にしたと言うより、
その動作を表す単語を並べてるだけのように見えるんだもん。
例)
・「すっ」(物影から手が出てくるシーン)→「Slide」
・「ギュ」(足を踏まれるシーン)→「Tread」
・「ぱっ」(ライトが点灯するシーン)→「Dazzle」
・「ザー…」(雨が降るシーン)→「Pitter pat」
・「ピチャ…」(雫が落ちるシーン)→「Drip」
まぁでも、とにかく、適度に勉強にもなる(?)し、
懐かしいストーリーが読めて感慨深いし、
金田一ファンだった人にはかなりオススメです。詳細をみるコメント0件をすべて表示