金田一少年の事件簿 1 バイリンガル版 (Bilingual Comics)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784770025999

感想・レビュー・書評

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  • 現在の推理漫画の礎を築いたとも言える、
    『金田一少年の事件簿』シリーズの英語版(笑)。
    漫画や吹き出しはそのままで、
    台詞部分のみがフランクな口語体で書かれている。
    日本語訳も枠外にきっちり記載されているから、
    見比べながら、「へー、こんな言い回しをするんだ!」
    と、感心したり楽しみながら読めちゃう素敵な1冊。

    面白いのは、「どごぉぉん!」とか「ガタガタブルブル」とか、
    いわゆる効果音的なものまで、きちんと英訳されている点。
    普段なかなか目にできないから、新鮮で興味深い。

    ただ、なんか、日本語の擬音語の方が臨場感がある気がするんだけど、
    それは単に漫画文化が栄えているが故の賜物なのかしら??
    それとも単に、訳者が適当に充てているせい?
    だって、この本の擬音語の英語訳を見る限りでは、
    音をそのまま文字にしたと言うより、
    その動作を表す単語を並べてるだけのように見えるんだもん。

    例)
    ・「すっ」(物影から手が出てくるシーン)→「Slide」
    ・「ギュ」(足を踏まれるシーン)→「Tread」
    ・「ぱっ」(ライトが点灯するシーン)→「Dazzle」
    ・「ザー…」(雨が降るシーン)→「Pitter pat」
    ・「ピチャ…」(雫が落ちるシーン)→「Drip」

    まぁでも、とにかく、適度に勉強にもなる(?)し、
    懐かしいストーリーが読めて感慨深いし、
    金田一ファンだった人にはかなりオススメです。

著者プロフィール

『金田一少年の事件簿』の原作を担当。他の原作に『超頭脳シルバーウルフ』(マガジンスペシャル)、『ミステリー民俗学者八雲樹』(集英社)がある。

「2022年 『小説 金田一少年の事件簿 学園七不思議殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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