怒ろう

  • 径書房
4.18
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本棚登録 : 69
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (39ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784770501677

作品紹介・あらすじ

怒るのはいけないこと? ううん、怒るのはとても大切なこと。あなたの怒りは、自分を大切にしよう、というあなたの気持ちのあらわれだから。

感想・レビュー・書評

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  • 「怒る」ことを悪いことだと思ってしまっていないか。「怒る」という感情自体をなくすことはできないのに、隠すことでなかったことにしていないか。それはちょっと違うし疲れちゃうよ、と教えてくれます。

  • 怒らないと自分にストレスがたまる場合、自分を守るためには、怒ってもよい。

    しかし怒りに支配されないこと。
    支配されると、必要以上に相手を攻撃し傷つける。自分を守るためではなく自分を正当化するために使われている。

    怒りが暴走すると、いろいろなものを失う。新しい自分に出会うチャンス、貴重な意見、尊敬や信頼。
    怒らないようにするのではなく、怒りに支配されないようにする。=上手に怒れるようになる。

    怒りは、人を傷つけるためではなく、自分を守るために起動する。

  • できるだけ怒らないようにしよう。
    どうすれば怒らずにいられるのか、考えるようにしよう。
    そう思っていた時に出会った本。

    怒ってもいい、と書いてあってびっくりしました。
    「大事なのは怒らないことじゃなくて、怒りに支配されないようにすること」
    「もっとうまく怒れるようになろう」
    とのこと。

    シンプルな言葉と、
    あっさりとしたかわいいイラスト。
    きっと怒っている時でも読めそうな本です。
    繰り返し、繰り返し、繰り返し、読み直しています。

    長く大切にしていきたい一冊です。

  • チェック項目8箇所。もしかしたら怒りは、私たちにだいじなことを教えてくれているのかもしれない。怒りを感じるということは、あなたの心が健康な証拠なんだ。怒ってもいい、だいじなのは、怒らないことじゃなくて、怒りに支配されないこと。あなたが怒りに支配されると、怒りはすぐに暴走を開始する、自分を守るという目的を忘れ、相手をやりこめることだけが目的になっている。怒りに支配されそうになったら、自分にむかって「私はいま怒っている」と言ってみよう、それだけで、だんだん身体がリラックスしてくるはず。怒るのをやめよう、なんて考えないで、もっとうまく怒れるようになろう、と考えたほうがいい。怒るということは、本当にむずかしい、自分の気持ちを押し殺していると、それは思いがけないときに激しい怒りとなって爆発する。覚えておいて、あなたの怒りは、あなた自身を、そして世界を、よりよいものに変える可能性を持っている。

  • 怒りを悪い感情だと思うのは違うんだ。
    上手な怒り方を知ろう。
    怒りに支配されてはいけない。
    パットさんの本、大好きです。

  • ある研修で紹介された本。外来におくとよいと思って購入。「怒り」という感情はしばしば否定されるけれども、この本では「あなたの怒りは、人を傷つけるためにあるのではなく、あなたを守るためにある。」とあった。すごく賛成。

  • 怒りは、人を傷つけるためではなく、自分を守るためにある。そう思うとすっと胸に落ちる感覚がした。

    怒りについての本は多い。怒るという感情は愚かで醜くて、コントロールすべき感情。ともかく駄目ものという観点で語られることがほとんどだ。

    でもその感情は、誰でもなく自分自身の分身でもある。なくすことなんてできない。それを虐げ、抑圧することってどうなんだろう。

    怒らないのではなく、怒りに支配されて暴走しないようにすること。そのためには怒りが、自分の分身が、何を伝えようとしているか耳を傾けることだ。

    怒ってもいいよ。怒ろう。感情に善悪はないのだから。

  • 怒ろう。

    怒りの感情はなんのためにあるの?
    どうやってつきあったらいいの?
    決してポジティブな感情じゃないけど、でも大切な気持ちだなあって読んで思いました。

    怒ることは、決して悪いことじゃないんだってわかります。怒りを感じるというのは、自分が軽んじられていると感じたとき。…なるほど〜。
    でも怒りに任せたら失敗することもある。だから上手に付き合うことが大事、と教えてくれます。

    薄い本だけど、実は深い。
    手元において、時々読み返したいお気に入りの本です。

  • 怒りについて知りたくて読書。

    怒るのは心が健康な証拠である。大切なことは怒りに支配されないこと。自分を守るための怒りが、他人を攻撃し始めないようにすること。

    何に怒りを感じているのか自分自身へ問いかけてみる。

    怒り原因となる人へやさしくだけど、はっきりということも大切。不快にさせる人、場所からは遠慮しないで立ち去ること。

    自分を知っているのは自分、自分を守るのは自分である。

    読書時間:約10分

  • 請求記号:159パ
    資料番号:010524460
    上手に怒れる人は、たいてい、とっても魅力的な人だ。

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著者プロフィール

アメリカの臨床心理学者。元アサーティブ・トレーニング・センター所長。二人の娘の母親でもある。『自分を好きになる本』は9か国で発売されているベストセラー。多くの人々に自尊心の大切さを教えている。

「2013年 『おとなになる本 NEW EDITION』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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