- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784770502223
作品紹介・あらすじ
「欧米やインドでも、ちつケアは常識! ほったらかしにしているのは、日本人女性だけなんです。原田さんのちつだって、もしかしたらカチカチになっているかもしれませんよ!」
これまで1,000人以上の女性の出産介助や産後ケアに携わってきた助産師・たつのゆりこさんから、初めて会った日に、そう指摘された編集者・原田は、「まさか、そんなこと、あるはずない!」と思いながらも不安に駆られ、たつのさんのもとに通い、女性器について学び始めます。
女性器は、なぜおとろえるのか。
いまなぜ、若い人にも、女性器のおとろえが広がっているのか。
健康な女性器と、おとろえた女性器は、どこが違うのか。
女性器がおとろえると、どんな問題が起きるのか。
どうしたら、女性器のおとろえを予防できるのか。
どうしたら、女性器を若返えらせることができるのか。
たつのさんは言います。
「日本人女性は、自分の体のことなのに、女性器のことを知らなすぎます。世界中の女性がきちんとケアしているのに、日本人女性は、ほったらかし! そんなことでは、ダメなんです! ちつは、きちんとケアしないと、若いうちから、たるんだり、乾いたりして、最後には干上がってカチカチになってしまうんです! そのままにしていたら、萎縮するんですよ! 萎縮!
女性器の黒ずみやにおい、尿もれや便秘、生理痛や性交痛、難産だって、女性器のおとろえが原因で起きていることが多いんです。それらはみな、ちつがおとろえていることを示す危険信号なんですよ!」
たつのさんに、あきれられたり、しかられたりしながら、授業を受けるようにして、女性器について学んだ原田は、自分の体の大切な一部なのに、自分がいかに女性器について無知だったかを知って呆然。
「私にはちつなんてありません」と言わんばかりのすまし顔で、自分の女性器を見ることも、さわることもなく、まさに、ほったらかしで生きてきたのです。
その結果、原田のちつは、たつのさんが言うとおり、カチカチを通り越してカッチンカッチン。
おどろくほど、おとろえていたのです……。
原田は、それから本気になって、ちつケアと会陰マッサージに取り組みました。
その結果は、まさに驚くべきものだったのです。
本書には、たつのさんの講義と、たつのさんの教えを実践した原田の衝撃の体験レポートを掲載。
コラムでは、欧米やインドで行なわれている、ちつケアや会陰マッサージの実際、ちつケアに関わる研究論文、アーユルヴェーダに伝わる女性の不調改善法や、便秘解消法、不安や緊張をやわらげるリラクゼーションなども紹介。
女性器だけでなく、全身の冷えを改善するオイルケアのやり方、安産になる確率をあげる会陰マッサージのやり方、骨盤底筋体操のコツなど、すべてを、わかりやすいイラストにしました。
日本人女性のあいだに広がっている密かな悩みが、女性器のおとろえが原因であることを明らかにし、解決策を示した日本で初めての本。
オトナ女子の必読書です!
感想・レビュー・書評
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オイルケアと会陰マッサージと骨盤底筋体操。膣の中に指を入れるのが嫌なら、外側にオイルを塗るか、オイルをしみこませたコットンをナプキンのように当てておくだけでもよい。
膣と会陰が冷えて硬くなったり乾くと、尿漏れ、生理不順、生理痛、頭痛、肩こり、腰痛など起こりやすい。
☆冷えの原因
・ブルーライト
・夜更かし(10~6時睡眠推奨)
・ストレス
・冷え性
・砂糖の取りすぎ
・セックスレス(ふれあいやなでるだけでもOK)
・浅い呼吸
☆冷えがわかるからだの場所
・頭皮(硬かったり、一部熱がこもっている)
・足の裏(冷え、硬い)
・ハート尻じゃなくえくぼ尻
健康な膣は湿っているだけでなく、やわらかなでこぼこやざらざらがある。
☆オイル入浴の流れ
お風呂の中で全身にオイルを塗る。(15分推奨だが、1~2分でも可)
湯船に入り、5分ほど薄手のタオルでなで洗い。
スキン用セサミオイルか化粧品グレードのスイートアーモンドオイル。古くなった、酸化したものは使わない。前日に腕の内側に少量つけて、アレルギー反応が出ないかのパッチテストも忘れずに。アーモンドオイルはセサミより酸化しやすいので冷暗所で保存する。オイルはお湯で落ちるが、米ぬかやパウダーを使ってもよい。
できるだけ毎日塗る。時間がない時は下腹部や腰回り、足だけでも。
浴槽に重曹を入れて入ると掃除が楽。
手袋はセスキ炭酸ソーダにつけて、洗濯して日光に当てる。
☆会陰マッサージ
排卵日前後はオイルの使用は避ける。生理開始3日間や体調がよくないとき、食後すぐはやめる。
最初は指(人差し指と親指)を入れず外性器や校門周りにオイルをやさしく塗り込むだけでもいい。気分が悪くなったら深呼吸をして、いったん中止する。
オイルは塗ったままにしておく。下着の汚れが気になるときは布ナプキンを使う。週2、3回推奨。
☆オイルの入手先
瑞健:http://zuiken-oil.sn.shopserve.jp/SHOP/407850/list.html
アートビーング:https://artbeing.com/henna/atharva_sesame.html
マハラジャロード:https://maharajaroad.com/
(現在休業中。また、5,000円以下の注文不可)
アーユルヴェーダのサトウィック
(現在休業中)
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自身の年齢的なものもあり、ちつケアやちつトレに関心が高まっている。
子供をたくさん産み、平均寿命も今ほど長くなかった時代には少なかった女性特有の悩みやトラブルが、現代社会では増幅しているのだと思う。
だからこそ、今を生きる私たちは、今に合わせた対処法を知るべきなのだと感じた。
まずは、簡単にできそうなものから取り組んでみている。
子宮脱や尿漏れなど、今後生活しづらくなることは避けたいし、セルフケアをすることで、体質改善につながるとしたら、メンタルにも良い作用をもたらすだろう。
重要視していない人も多いかもしれないが、女性は年齢に関係なく、知っていた方がいいと思う。 -
ワーママはるさんがオススメしていたので読んでみました。
膣について、アーユルヴェーダに基づいた健康法を助産師さんに取材をしながらライターさんが実証していくという内容です。
タブー視されているとはいえ私自身女性なのに、女性の体について今までこんなに無知でいたとは・・・とかなり衝撃を受けました。
全ての不調は膣に関係あるのではないかと思うほどの大切な器官であることがよくわかり、読んでよかったです。 -
衝撃的な内容満載でしたが、世界的にはスタンダードなお手入れについても書かれていました。
読者が感じるであろう戸惑いを、著者が代弁してくれているから読みやすかった…(これが当たり前の前提で書かれていたら確実に途中離脱してました。笑)
読み終わったあとは、健康の知識が増えて嬉しい!という感じ。以前より体の声に耳を傾けられるようになったし、冷えに気付くようになった=冷えにくくなったとも感じる。
体に気持ちいいことをするから健康になる。
ストレスを抱え込むと頭も体もカチカチになるから、それを体を癒すことでほぐし、ストレスも緩和していける感覚になりました。
ヨガの先生からお勧めいただいた、
この本に出会えて良かった。
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もう少し西洋医学的な切り口かと思ったら、かなりアーユルヴェーダ寄り。
オイルの入手と使用後の掃除が大変そうで実践は厳しいけれど、ところどころ真似したい部分はあった。
便秘や頭痛その他諸々までも治るとあれば、ひとつの手段として記憶にとどめておきたいとは思う。 -
ケアするオイル、どこで手に入るんだろう。手頃な価格かな。
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https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00257832 -
女友達に薦めたくなる本。読んでよかった。自分の健康のためにオイルケアと骨盤底筋体操を習慣化したい。
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タイトルはちつのトリセツと少し読むのに躊躇するが、中身は助産師さんのお話しで、女性特有の身体の不調とそれが何が原因で起こるのかがわかりやすく書いてあります。膣のケアは今まで意識したことがなかったけど、女性としてはきちんと時部の身体のことを理解して、ケアしないといけないと思った。