ライプニッツ「モナドロジー」 (哲学書概説シリーズ 3)

著者 : 池田善昭

• 晃洋書房 (2011年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[レレレさんの感想 · 2021年11月28日]

この本を含む、地味で謙虚な外観の哲学書概説シリーズは、単なる解説書ではなく、それぞれの著者の知への愛がひたひたに注がれています。スピノザも良かったが、とくにこのモナドロジーはすごい。

著者プロフィール

哲学者。1936年山形県生まれ。1968年京都大学大学院文学研究科博士課程修了（文学博士）。ライプニッツ・アルフィーフ客員教授、神戸学院大学教授、静岡大学教授、立命館大学教授、統合学術国際研究所所長を経て、現在、現代文明研究所所長および静岡哲学会会長。著書に『「モナドロジー」を読む――ライプニッツの個と宇宙（Sekaishiso seminar）』（世界思想社）、『我心深き底あり――西田幾多郎のライフヒストリー（ライフヒストリー研究叢書）』（共編著）、『「哲学」のゆくえ――近代認識論から現代存在論へ』、『ライプニッツ「モナドロジー」』、『近代主観主義の超克――文明の新しいかたち（シリーズ文明のゆくえ――近代文明を問う）』（いずれも晃洋書房）、『福岡伸一、西田哲学を読む――生命をめぐる思索の旅 動的平衡と絶対矛盾的自己同一』（共著、明石書店）など。

「2018年 『西田幾多郎の実在論』 で使われていた紹介文から引用しています。」