TPPと日米関係

  • 晃洋書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784771023635

作品紹介・あらすじ

TPPをめぐる議論は、「はじめに参加ありき」のものや、特定分野の利害を過度に強調した反対論が多い。本書は、いま一度データを見直し、経済の理論と客観的な分析に裏付けられた説明を試みる。リカードの比較生産費説から見たTPPに対する賛否両論の誤謬、ケインズの自由貿易と保護主義への態度、アメリカの貿易交渉の進め方やISD条項の問題点をやさしく解説する。TPP問題が日米の政治的な駆け引きとして利用される現状を諫め、真の国益にかない、環太平洋や東アジアの諸国と相互互恵となる経済連携への方向を示す。

感想・レビュー・書評

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  • もはやTPPは避けて通れないのだからジタバタしても仕方がない。そうやって国際経済を乗り切ってきたのだから、今回もTPPを受け入れるしかない。
    東アジアの安全保障はアジア太平洋の枠組みで考えなくてはならない。

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著者プロフィール

田中祐二(たなか・ゆうじ) 立命館大学経済学部名誉教授。専門は国際経済学、長期理論としての為替レート、北欧の国家と市民社会、自由の哲学。単著に『新国際分業と自動車多国籍企業――発展の矛盾』(新評論、1996年)、「高度福祉社会の成長経済」(『立命館経営学』2013年)、「国民的生産性格差と比較優位――Nordic Modelと対外直接投資」(『立命館経済学』2020年)など。共著に『地域経済はよみがえるか――ラテン・アメリカの産業クラスターに学ぶ』(小池洋一共著、新評論、2010年)、『地域共同体とグローバリゼーション』(中本悟共著、晃洋書房、2010年)。

「2022年 『自由に生きるための知性とはなにか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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