学ぶほどおもしろい 経済学史

  • 晃洋書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784771036116

作品紹介・あらすじ

古典派・主流派・異端派の3つの角度から,ほぼすべてを網羅した経済学史のテキスト,ここに現る!
経済学史は、歴史的背景や経済学者の人物像を語りながら,より深く, 様々な角度から,現代の経済学を俯瞰する学問領域である.
「経済理論」が難しいなら,「経済学史」を入り口として学んでみよう!

感想・レビュー・書評

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  • 【書誌情報】
    著者:木村雄一、瀬尾崇、益永淳
    ジャンル 経済、経済史・経済学史
    出版年月日 2022/04/10
    ISBN 9784771036116
    判型・ページ数 A5・282ページ
    定価 3,080円

    ◆古典派・主流派・異端派の3つの角度から,ほぼすべてを網羅した経済学史のテキスト,ここに現る!
     経済学史は、歴史的背景や経済学者の人物像を語りながら,より深く, 様々な角度から,現代の経済学を俯瞰する学問領域である.「経済理論」が難しいなら,「経済学史」を入り口として学んでみよう! 本書は,経済理論をしっかりと, そしてスムーズに理解する手助けとなるだろう.
    [http://www.koyoshobo.co.jp/book/b601078.html]

    【書誌情報】
    第Ⅰ部 古典派経済学の生成と展開

    第1章 アダム・スミス以前の経済思想―重商主義・重農主義・その他の諸思想―
     はじめに
     1 重商主義の特徴とヒュームの批判
     2 重農主義とケネーの経済表の諸前提
     3 経済表における経済の再生産
     4 その他の諸思想
     おわりに

    第2章 アダム・スミス―富の性質と増加原因―
     はじめに
     1 『道徳感情論』から『国富論』へ
     2 分業論
     3 価値論・価格論・分配論
     4 政府の役割
     おわりに

    第3章 リカードウとマルサス―富の分配法則と富の継続的増加の条件―
     はじめに
     1 地金論争と穀物法論争
     2 リカードウの経済学(1)―労働価値説と差額地代説―
     3 リカードウの経済学(2)―賃金論・利潤論・外国貿易論―
     4 マルサスの人口論と経済学
     おわりに

    第4章 J. S ミル―富の分配法則の人為的可変性―
     はじめに
     1 生産法則と分配法則の峻別―改良の経済学―
     2 賃金基金説とその後の「撤回」
     3 停止状態, 労働者階級の将来, および社会主義
     4 『自由論』と政府の役割
     おわりに

    第5章 大陸の諸思想―自由主義・初期社会主義・ドイツ歴史学派―
     はじめに
     1 セーの経済学と初期社会主義
     2 ドイツ古典派とフリードリヒ・リスト
     3 ドイツ歴史学派の形成
     4 ドイツ歴史学派の展開
     おわりに

    第Ⅱ部 近代経済学の生成と展開

    第6章 限界革命―「水とダイヤモンドのパラドックス」の解決による「新しい経済学」の台頭―
     はじめに
     1 カール・メンガーの経済学
     2 ジェヴォンズの経済学
     3 レオン・ワルラスの経済学
     おわりに

    第7章 マーシャルと新古典派経済学
     はじめに
     1 マーシャルの需要曲線と供給曲線
     2 企業の経済学―外部経済と内部経済、有機的成長、「自然は飛躍せず」―
     3 マーシャルの厚生分析
     4 ケンブリッジ残高方程式の展開
     おわりに

    第8章 ケインズ経済学―合成の誤謬とマクロ経済―
     はじめに
     1 『貨幣改革論』―マーシャルの貨幣数量説の踏襲―
     2 『貨幣論』の「基本方程式」―貯蓄と投資による価格への接近方法―
     3 『雇用・利子および貨幣の一般理論』―有効需要の原理―
     4 ケインズの遺産―「一般理論」の長期化と国際経済秩序―
     おわりに

    第9章 厚生経済学の展開―政策判断としての経済学―
     はじめに
     1 ピグー『厚生経済学』の誕生
     2 新厚生経済学の二つの流れ
     3 新しい厚生経済学の流れ
     おわりに

    第10章 反ケインズ的マクロ経済学の登場
     はじめに
     1 マネタリズムの復活―フリードマンの登場―
     2 社会哲学的見地からの展開―ハイエクの復活―
     3 「新しい古典派」とマクロ経済学のミクロ的基礎付け
     4 ケインズ経済学のミクロ的基礎付け⁉
     おわりに

    第Ⅲ部 現代の異端派経済学の諸潮流

    第11章 なぜ異端派経済学が必要なのか
     はじめに
     1 経済学のおける「異端派」とは何か
     2 長期停滞論
     3 格差と分配に関する諸問題
     おわりに

    第12章 マルクスの資本主義観
     はじめに 
     1 マルクス体系の三つ源泉
     2 マルクスの資本主義の捉え方
     3 マルクスが発見した三つの経済的法則
     4 抗争的交換モデルーマルクスのエッセンスの継承―
     おわりに

    第13章 孤高の異端派経済学者シュンペーター
     はじめに
     1 シュンペーター体系の枠組み
     2 『理論経済学の本質と主要内容』―ワルラスからの継承―
     3 『経済発展の理論』―マルクスからの継承―
     4 『景気循環論』―経済理論体系の総決算―
     5 『資本主義・社会主義・民主主義』―資本主義的発展過程の先に何を見たか―
     おわりに

    第14章 ポスト・ケインズ派経済学―異端派経済理論の統合―
     はじめに
     1 ケンブリッジ・ケインジアン
     2 カレツキアン・アプローチ
     3 「金融的ケインジアン」ミンスキー
     おわりに

    第15章 制度と進化の経済学
     はじめに
     1 アメリカ制度派経済学―ヴェブレンからガルブレイスまで―
     2 レギュラシオン学派―資本主義の多様な進化過程―
     3 現代の進化経済学
     4 経済主体の行為の見直し―サイモンから行動経済学へ―
     おわりに

  • 東2法経図・6F開架:331.2A/Ki39m//K

  • 第Ⅰ部 古典派経済学の生成と展開

    第1章 アダム・スミス以前の経済思想―重商主義・重農主義・その他の諸思想―
     はじめに
     1 重商主義の特徴とヒュームの批判
     2 重農主義とケネーの経済表の諸前提
     3 経済表における経済の再生産
     4 その他の諸思想
     おわりに

    第2章 アダム・スミス―富の性質と増加原因―
     はじめに
     1 『道徳感情論』から『国富論』へ
     2 分業論
     3 価値論・価格論・分配論
     4 政府の役割
     おわりに

    第3章 リカードウとマルサス―富の分配法則と富の継続的増加の条件―
     はじめに
     1 地金論争と穀物法論争
     2 リカードウの経済学(1)―労働価値説と差額地代説―
     3 リカードウの経済学(2)―賃金論・利潤論・外国貿易論―
     4 マルサスの人口論と経済学
     おわりに

    第4章 J. S ミル―富の分配法則の人為的可変性―
     はじめに
     1 生産法則と分配法則の峻別―改良の経済学―
     2 賃金基金説とその後の「撤回」
     3 停止状態, 労働者階級の将来, および社会主義
     4 『自由論』と政府の役割
     おわりに

    第5章 大陸の諸思想―自由主義・初期社会主義・ドイツ歴史学派―
     はじめに
     1 セーの経済学と初期社会主義
     2 ドイツ古典派とフリードリヒ・リスト
     3 ドイツ歴史学派の形成
     4 ドイツ歴史学派の展開
     おわりに

    第Ⅱ部 近代経済学の生成と展開

    第6章 限界革命―「水とダイヤモンドのパラドックス」の解決による「新しい経済学」の台頭―
     はじめに
     1 カール・メンガーの経済学
     2 ジェヴォンズの経済学
     3 レオン・ワルラスの経済学
     おわりに

    第7章 マーシャルと新古典派経済学
     はじめに
     1 マーシャルの需要曲線と供給曲線
     2 企業の経済学―外部経済と内部経済、有機的成長、「自然は飛躍せず」―
     3 マーシャルの厚生分析
     4 ケンブリッジ残高方程式の展開
     おわりに

    第8章 ケインズ経済学―合成の誤謬とマクロ経済―
     はじめに
     1 『貨幣改革論』―マーシャルの貨幣数量説の踏襲―
     2 『貨幣論』の「基本方程式」―貯蓄と投資による価格への接近方法―
     3 『雇用・利子および貨幣の一般理論』―有効需要の原理―
     4 ケインズの遺産―「一般理論」の長期化と国際経済秩序―
     おわりに

    第9章 厚生経済学の展開―政策判断としての経済学―
     はじめに
     1 ピグー『厚生経済学』の誕生
     2 新厚生経済学の二つの流れ
     3 新しい厚生経済学の流れ
     おわりに

    第10章 反ケインズ的マクロ経済学の登場
     はじめに
     1 マネタリズムの復活―フリードマンの登場―
     2 社会哲学的見地からの展開―ハイエクの復活―
     3 「新しい古典派」とマクロ経済学のミクロ的基礎付け
     4 ケインズ経済学のミクロ的基礎付け⁉
     おわりに

    第Ⅲ部 現代の異端派経済学の諸潮流

    第11章 なぜ異端派経済学が必要なのか
     はじめに
     1 経済学のおける「異端派」とは何か
     2 長期停滞論
     3 格差と分配に関する諸問題
     おわりに

    第12章 マルクスの資本主義観
     はじめに 
     1 マルクス体系の三つ源泉
     2 マルクスの資本主義の捉え方
     3 マルクスが発見した三つの経済的法則
     4 抗争的交換モデルーマルクスのエッセンスの継承―
     おわりに

    第13章 孤高の異端派経済学者シュンペーター
     はじめに
     1 シュンペーター体系の枠組み
     2 『理論経済学の本質と主要内容』―ワルラスからの継承―
     3 『経済発展の理論』―マルクスからの継承―
     4 『景気循環論』―経済理論体系の総決算―
     5 『資本主義・社会主義・民主主義』―資本主義的発展過程の先に何を見たか―
     おわりに

    第14章 ポスト・ケインズ派経済学―異端派経済理論の統合―
     はじめに
     1 ケンブリッジ・ケインジアン
     2 カレツキアン・アプローチ
     3 「金融的ケインジアン」ミンスキー
     おわりに

    第15章 制度と進化の経済学
     はじめに
     1 アメリカ制度派経済学―ヴェブレンからガルブレイスまで―
     2 レギュラシオン学派―資本主義の多様な進化過程―
     3 現代の進化経済学
     4 経済主体の行為の見直し―サイモンから行動経済学へ―
     おわりに

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著者プロフィール

日本大学商学部教授
京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。一橋大学社会科学古典資料センター助手・埼玉大学教育学部准教授を経て現職。
主要業績に、『カルドア 技術革新と分配の経済学――一般均衡から経験科学へ』(名古屋大学出版会、2020 年)、『LSE 物語 現代イギリス経済学者たちの熱き戦い』(NTT 出版、2009 年)、など。

「2022年 『はじめて学ぶ経済学 第3版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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