子どもの翼を信じて: 巣立ちの日のために大切なこと

著者 : ひぐちみちこ

• こぐま社 (2005年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[bookkem10さんの感想 · 2021年12月28日]

ひぐちみちこ（樋口通子）（1947〜）
大阪生まれ。大阪教育大学美術科卒業。中学校の美術科教師を経て、現在は岐阜県に住み、手作り絵本サークルの中心となって活動するほか、子育て支援や絵本に関する講演なども行っている。

＜かみさまからのおくりものについて＞
ひぐちはこの絵本のように「自分の個性はこうだ、とわかっている人はとっても素敵」と語っている。なぜならそれをわかっていない人が多いからだと。それは周りの大人が認めなかったからだ、学校では評価されないことが多いから、周りの大人・親の気づきが大事だと言っている。著書でひぐちは「自分」を見失っている現代の若者を憂いている。個性を生かし、自分を生きてほしいとこの本に願いを込めている。

著者プロフィール

1947年、大阪に生まれる。大阪教育大学美術科卒業。中学校の美術科教師を経て、現在は岐阜県在住。長女の誕生をきっかけに手作り絵本を作りはじめ、『かみさまからのおくりもの』はお母さんたちから根強い支持を得ている。ほかの絵本に、『おりがみ　いちまい』『ねんねこ　さっしゃれ』『クリスマスおめでとう』『いいきもち』（以上すべて、こぐま社）など。また、『子どもからの贈り物』『子どもの翼を信じて』（ともに、こぐま社）、『お母さんが笑った』（女子パウロ会）など、子育てをめぐるエッセイ集も人気。日本児童出版美術家連盟所属。

「2020年 『あのほん』 で使われていた紹介文から引用しています。」