セラピストのための面接技法―精神療法の基本と応用

著者 :
  • 金剛出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772408035

作品紹介・あらすじ

本書は、臨床心理士や精神科医をはじめ、心の臨床に携わる専門職の人々のために編まれた著者最新の臨床論文集である。さまざまな病態に対する臨床医としてのかかわりから生まれた介入の技術が全編にわたって紹介されている。力動的個人精神療法を基礎にした著者の技法は、内面への関心、了解、共感、関与といった基本的要素を押さえた上で、学派を超えた日常臨床の中での一般的心理療法へと発展している。臨床家としての姿勢、態度、診断と見立て、共感と解釈など、診断面接の留意点をわかりやすく解説、精神療法家がめざす現実適応のための援助技法、よりよいクライエントと治療者の関係を築くための実践方法を身につけるために最適の指導書である。

感想・レビュー・書評

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  • 大学院に入ってから読んだ本です。「共感と解釈―患者と治療者の共通体験の探索」は齧るように読みました。大学院を卒業した今、あらためて読んでみたいです。

  •  多くの精神科医、臨床心理士が必読書としてあげる本。

     先日のゲスト講師の精神科医の先生もあげており、「学生時代に読んでおくと10年後が違います。」と述べられていたので購入。

     著者の「精神療法家の仕事」を読んだことがあるが、臨床現場で見落としがちな重要なポイントを比較的平易な言葉で書かれていた。

     著者の精神療法家としての素直でまっすぐな感覚を読み取ることができる。

  • 基礎が丁寧に書いてあります。中だるみしてきたときに読むと反省することしきり、です。初心忘るるべからず。

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著者プロフィール

名古屋大学医学部卒業。
現職: 成田心理療法研究室室長。日本精神分析学会認定精神療法医スーパーバイザー。

著書に『青年期境界例』『精神療法家の仕事』(金剛出版)、『精神療法を学ぶ』(中山書店)、『精神療法家の本棚』(みすず書房) など。

「2023年 『寄り添うことのむずかしさ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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