- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784773060768
作品紹介・あらすじ
「おれのためのオメガだ」
超人気α俳優・清住章吾は、βの日和の元恋人だった。
バースの差や、すれ違いで別れたふたりだったが、日和が彼の舞台へ楽屋花を届けたことをきっかけに再会してしまう。
「おれには、おまえしかいない」と口説いてくる章吾。彼の俳優としての姿を見、関係を深めていくうちに、日和の心も動いていく。
やがて日和は「オメガのような甘い匂いがする」と言われるようになり──!?
再会ドラマティックオメガバース
感想・レビュー・書評
-
オメガバースに躊躇していたところ、とても良いという評判を聞いて。
残念ながら自分にはあまり合わなかったです。期待しすぎてしまったのかな。
再会もの。攻のアクションは誠実だけど極めて地味。受はというと、セフレでいいならの発言も含めて愛すべき要素が薄い印象。
でも、これがきっと大人の関係ってやつ…。
切なさとかときめきを期待するより、行間から二人の機微を感じるべきお話。
オメガバース設定は最後にひねりがあって、それがオメガバに食傷気味な人には新鮮に映るかもしれません。
自分は当分、オメガバはいいかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「完璧なアルファ」である章吾。そんな章吾が完璧でないところを見せても、幻滅したりしない日和は、章吾にとって大きな存在だったんだろうな。と思えた。ベータである日和が、自分が章吾に相応しくないと思っているのも理解できる気もするけれど。日和が章吾のための存在であると同時に、章吾も日和にとってなくてはならない存在だというのが伝わってきて、なんだか嬉しくなった。今後は、これまでの分も、ずっと一緒にいて欲しくなる2人だった。