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- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784773894097
作品紹介・あらすじ
マルケス、リョサら現代世界文学の最先端をゆくラテンアメリカ文学の魅力を、さまざまな角度から語り、読者を、この楽しいマジカル・ワールドへ誘う入門書。
感想・レビュー・書評
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ラテンアメリカ文学の研究者であり、多くの翻訳もものしている杉山氏の評論・エッセイ・コラム集。
ラテンアメリカの作家や作品について、結構思いつくままに書き綴っているような文章が多く、気楽に肩の力を抜いて読める。
リョサ、ルルフォ、アルゲダス、アレナスあたりがお気に入りのようで、この4人が取り扱われる頻度がすごく高い。(特にリョサの『都会と犬ども』)。
それぞれは短い文章だが、一冊読むと、何となくラテンアメリカ文学の姿がぼんやり浮かび上がってくる。というか、杉山氏の好みが、見方が感染する。笑
自分の場合は、作品にあたってからこういう評論やエッセーを読むようになったが、たぶんラテンアメリカ文学に触れたことがないという人が入門に読むのにも好適なんじゃないかと思う。
かく言う自分も『都会と犬ども』とインファンテ『亡き王子のハバーナ』を積んでないで速く読もうという気になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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