乱流と渦 ~日常に潜む不連続な”魔の流れ”~ (知りたい!サイエンス) (知りたい!サイエンス 71)

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774141473

感想・レビュー・書評

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  • 数式が出ていなく,日常生活にありふれた事象を捉え解説されており,気楽に読めた。

  • 数式をほとんど使わずに流体の事象を説明している本。
    気象(雲の種類や台風)と航空機が空を飛ぶ仕組みについて
    の記述が特に豊富。

    なぜ冬の夜空は星のまたたきが大きく見えるのか?
    なぜ台風は季節によって進路が違うのか?
    など以前にどこかで聞いたことがあるような朧げな知識を
    改めてしっかり学ぶことができた。
    飛行機に関しては実際の気象事例による事故なんかも多く
    紹介されていて、偶然できた自然の猛威に驚くとともに、
    それを予測する術が流体工学なので回避するために
    前例から勉強することが重要だと思った。

    本のあるところで、「飛行機を操縦していたら〜〜の
    ようなことがあるが」というような、記述がいくつか
    目立って、著者はパイロットなのかと思ったが
    経歴をみると出版社勤務から独立したライターのようだ。
    実際に経験があるような語り口なのでその点が少し気になった。

  • 170121 中央図書館
    前線(シアー)や渦度、飛行機の翼端渦や、翼のごちゃごちゃした構造物の意味など、マニアックな内容がかなり含まれている。数式いらずで流体「力学」入門できる。

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著者プロフィール

科学技術分野で著作活動を行なっているサイエンスライター。操縦士の技能証明を持ち、空を飛び回る。愛機はセスナ172型機。同機はまさに飛行機の基本といえるもの。セスナがわかれば飛行機の基本がすべてわかると言っても過言ではない。操縦桿は空気の力をダイレクトに受け、小さな機体は風が強いと木の葉のように揺れる。小型機で空を飛ぶとは、風・雲・雨といった気象の変化を直に感じることでもある。
主な著書に『図解でわかる航空力学』(日本実業出版社)、『飛行機がわかる』(技術評論社)、『無人兵器』(河出書房新社)、『天気と気象』(学研)などがある。

「2022年 『「空の科学」が一冊でまるごとわかる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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