アナザー人類興亡史 -人間になれずに消滅した”傍系人類”の系譜- (知りたい!サイエンス)

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774146409

感想・レビュー・書評

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  • NHKのSFアニメ「ジーンダイバー」の監修をされた方の本。

    現生人類に至るまでの進化と、それまでに現れ、消えていった現生人類以外の人類についての本である。

    写真とかも多く、門外漢でも分かりやすかった。

  • 恐竜についてわかりやすく書かれた本は、この本の著者が著した本を含めて、たくさんあるけれど、化石人類についてわかりやすく書かれた本は、あまりないと思う。

  • 2015.06.072015.06.11

  • ホモサピエンスとホモネアンデルターレンシスの間に交流があった…!もしかしたら、近縁種かも!なんて面白い。

  • 2019/1/4 詳細は、こちらをご覧ください。
    『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1243.html
     
    2015/7/21〜11/8〜 追記

    国立科学博物館 2015年7月7日(火)〜10月4日(日)
     生命大躍進 −脊椎動物のたどった道−

    NHKスペシャル 生命大躍進

    「アフリカで誕生した猿人が、さまざまな淘汰を繰り返しながらホモ・サピエンスへと進化した過程」では、
    もう一つの人類候補がいたんだそうです。
    それが、ネアンデルタール人。

    TVを見て この本を読んだことを思い出しました。

    今回読んでみると、「イーダ」のことにも言及しています。(懐疑的な記述です)
    前回読んだ時は、インパクトがなく記憶に無いけれど、以下の本も著者の参考文献に入っています。

    2015/07/21 2回め予約 7/28借りる。11/7 読み始める 2016/01/21 今回も中断。

        〜 〜 〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 〜

    2011/8/3 記

    2011/6/29 予約 8/3 借りて読み始める。12/12 あと少しで中断

    電脳会議 VOL143(2011)より

    内容 :
    人類になれずに消滅した“傍系人類”の系譜とは。
    われわれの祖先の遠い血縁者である“アナザー人類”の数百万年の興亡を追い、ホモ・サピエンスの真の歴史に迫る。

  • ホモ・サピエンス以前に存在した人類。ネアンデルタール人だけでなく、さまざまな発達のレベルの人類が存在したようで興味深い。

  • ホモ・サピエンス以外の人類亜種の歴史を、分かり易く解説。内容や構成に派手さは無いが、どんどん読めて面白い。

    何故、我々人類よりも脳容積の大きなネアンデルタール人は絶滅したのか。
    より原始的なチンパンジー、ゴリラ、オランウータンは何故絶滅していないのか。
    知性の高さは、脳容積の大きさに比例する訳では無いのか。

    インドネシアには、エブ・ゴゴと呼ばれる矮小人類の伝承がある。そのホモ・フローレシエンシスは、つい100年ほど前までインドネシアに住んでいたのだ。
    興味は尽きない。

  • テーマ史

  • 古人類学の最新学説。ヒトの進化概観、1800万年前の最初のサル、直立者、直系祖先アウストラロピテクス、ホモ族、直系祖先ホモ・エレクトゥスの出アフリカ記、最も近い人類ネアンデルタール、ひっそり生き続けていたホモ・フローレシエンス。

    10万年前くらいに絶滅の淵・数百人規模になったこと、そこから再度全大陸に広がったということ。

  • 今年最後の読破になるかな。新年まで通勤ないし。ぎりぎり読み終わった。

    ホモ・サピエンス以外のヒト属はいたのか、いたならどうして絶滅したのかというの話。結論は、よくわからないけど、たぶんいただろう、ということ。結局まぁよくわからんのです。多くの学者が学説を出しているが、豊富な資料がないから、決定的な裏付けにはならない。

    ミトコンドリアの塩基構造を分析したり、螺旋パターンの一致を探したりしているんですよ。そんな高度な科学を駆使しても、謎は深まるばかり。ミトコンドリア・イヴ説も反対意見があるようだし、最近まで身長1mくらいの別のヒト属がいたとかいないとか。ヒトは知能によって地球の天変地異を生き延びたのではなく、ただの幸運によって生き残った説。もう学問ロマン過ぎて、この本だけでは収まりきれない。

    タイムマシンができたなら、おばあちゃんの若い頃とかも興味あるけど、やっぱり何百万年も前の地球に行きたいかな。

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著者プロフィール

金子隆一(かねこ りゅういち) 写真史家、写真集コレクター
~ 年 東京都写真美術館専門調査員、東京綜合写真専門学
校理事長、武蔵野美術大学非常勤講師などを歴任。
国内外の美術館、ギャラリーでも展覧会のキュレーションを多数手が
けている。
主な著者に『日本近代写真の成立』([共著]青弓社、年)、『イン
ディペンデント・フォトグラファーズ・イン・ジャパン』([共
著]東京書籍、年)『植田正治 私の写真作法』( ブリタニカ、
年)、『定本 木村伊兵衛』(朝日新聞社、年)、『日本写真集
史』(赤々舎、年)、『日本は写真集の国である』(梓出版社、
年)ほか。

「2023年 『インタビュー 日本の現代写真を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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