統計学の図鑑 (まなびのずかん)

著者 : 涌井良幸 涌井貞美

• 技術評論社 (2015年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[gluceさんの感想 · 2020年7月19日]

なかなか無いタイプの図鑑。ただ、用途に悩む。

①統計学をミーハー的にざっくり把握したい人には良い感じ。

②統計学を手段として使いたいが、何があるか・目的に合うものがあるかをざっくり探して、その後、別の本でちゃんと学ぼうとする人にも良い感じ。

③統計学をこの本一冊で学び、活用できるようになりたいという人には大分物足りない。

統計に関わる初学の方が、②の用途で手にするのには良いかなぁ。

[ghostriderさんの感想 · 2015年6月17日]

1テーマを見開き2ページで解説。図があることは理解を助ける。しかし，概念の理解がある程度できていないと図による効果は大きくないかもしれない。図鑑というタイトル通り網羅的なので，統計学の素養があまりない読者にとってはストーリーや開設などのもう１つの補助手段が必要かも。

著者プロフィール

涌井 良幸（わくい　よしゆき）
1950年、東京生まれ。東京教育大学（現、筑波大学）理学部数学科を卒業後、教職に就く。現在はコンピュータを活用した教育法や統計学の研究を行なっている。
著書に『「数学」の公式・定理・決まりごとがまとめてわかる事典』『高校生からわかるフーリエ解析』『高校生からわかるベクトル解析』『高校生からわかる複素解析』『高校生からわかる統計解析』（以上、ベレ出版）、『統計学図鑑』『身につくベイズ統計学』（以上、技術評論社）、『統計力クイズ』（実務教育出版）、『道具としてのベイズ統計』『Excelでスッキリわかるベイズ統計入門』（以上、日本実業出版社）などがある。

「2023年 『数学教師が教える　やさしい論理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」