しちどぎつね: 上方落語・七度狐より

  • くもん出版
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774313757

感想・レビュー・書評

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  • 面白いけど、落語なので、キャラクターを変えて読まないと伝わらないのが難しい。

  • というわけで、さっそく読んでみた。
    挿絵は「じごくのそうべえ」で有名な、たじまゆきひこさん。
    「とべバッタ」を描かれた田島征三さんのお兄さん。
    ご兄弟でかなりハッちゃけた絵を描かれるのか、こちらも相当にダイナミックで面白い。
    お話の中身はほぼ同じだが、相違点もいくつか。
    まず冒頭の「鍋」が畑のスイカになっている。
    尼寺で「べちょたれ雑炊」というものを食べさせられるのもこちらだけ。
    さすがにラストのオチは同じだが、こちらの絵の方が落語らしいとも言えるかな。
    絵は見開き全ページに渡り、テキストも全ページに書かれている。
    大半がふたりの会話で進むのは一緒だが、こちらはかなり長い。約15分。

    シンプルで可愛らしい二俣さんの挿絵を選ぶか、こちらの大胆な絵を好むかはそれぞれで。
    ただ丁々発止の関西弁はどちらも厳しい。何にせよ練習を積まねば。
    枝雀さんの落語では大笑いであっという間なのだが、自分で読むとなると難しいものだ。

  • 「「七度狐にうらみをかって、何度も何度もだまされて」きろく、せいはちの爆笑ふたり旅。上方落語の傑作『七度狐』を絵本にしました。」

  • 怖さと面白さの境目を楽しむ話。
    話自体は落語ベースでよく出来た話。高学年向きか。

  • H28.6.28 おはなし会 6年2組

  • 2013年7月28日

    田島征彦

  • おもしろい絵だと思ったら、型染めでつくっているそうです。
    作者の「田島征彦」今度チェックしてみようと思います。
    「じごくのそうべい」他、そうべいシリーズも彼の作。
    落語絵本なので、面白いのは当たり前。
    ボケとツッコミの掛け合いは、やっぱり耳で聞きたいなと思いました。

  • 2019年度 5年生 合同
    昨年も「しちどぎつね」をさせてもらったのですが、せいやんときいこうの掛け合いが楽しく、面白く、騙されている事に気付く事なく、伊勢音頭を歌う2人。
    ほのぼの感も好きです。
    私達が笑ってほしい場面で笑う事なく、最後までしっかり聞いてもらえました。
    2018年度 5年生 合同
    上方落語・七度狐より。
    大阪弁の掛け合いが楽しい。
    私は「狐」と「幽霊」の役でした。
    怖そうな声をがんばりました。
    2017年度 6年生
    大阪弁の軽快で楽しいお話しです。
    お伊勢参りをするために旅に出た喜六と清八が昼寝をしていた狐を怒らせます。
    この狐、一度怒らせると7回だまして返すしちどぎつねだったので何度も騙されます。
    せいやんきいこうの掛け合いや、尼さんや棺から出てくるおさよばあさんとのやりとりに笑いがおきました。
    二人のテンポよいやりとりがとてもおもしろい絵本です。 
    2017年度 5年生 合同 2月
    高学年合同お話会での定番プログラム。
    メンバーの人数が少なかったので、かけもちで声を変えてがんばりました。
    練習の甲斐あり、せいやんときいこうのお間抜けな掛け合いに子供達の笑い声が聞こえてきて嬉しかったです。
    2014年度  3年生 合同
    2013年度  4年生 合同
    2011年度  5年生 合同  
    今回MTは、初めて先生方と一緒に紙芝居をさせていただきました。
    落語『しちどぎつね』です。
    お忙しい中、先生方には、何度も練習に参加くださり、本当にありがたかったです。
    前日練習や、今朝お会いしたときには、「緊張するわ~」とおっしゃっておられましたが・・・・・
    本番では「先生!がんばって!」との子供たちの声援を受けながらのご登場。
    いつも子供たちをがっちりまとめておられる体育会系のI先生が、「おとぼけ きいこう」
    キリッとけじめをつけてきびしいけれどやさしいS先生が、「しっかり者の せいやん」
    I先生の「きいこう」のせりふが始まると、子供達の歓声があがり、S先生の「せいやん」との掛け合いでは、そこここで笑い声があがっていました。
    お話が進むにつれて、また子供達の笑い声や反応に後押しされて、先生方も私たちもどんどんリズムに乗ってきて・・・・・、練習のときよりもずっと良い出来だったと思います。
    子供達にも、とても印象深い読み聞かせになったと思います。
    I先生、S先生、ほんとうにありがとうございました。

    2010年度  5年生 2月 合同  
    『しちどぎつね』は、上方落語。
    でも、5年生チームの5人全員関西弁を母国語(?)とされない方々。
    どうなることかと少々心配でしたが、とても練習されたようで、
    本当に上手に関西弁で、演じてくださいました。
    子供たちも、おばあさんの「金返せ~金返せ~」が面白かったらしく、
    あちこちで「金返せ~金返せ~」って
    まねっこしていましたよ。

    2010年度  6年生 2月

  • 伊勢参りに行く、仲良し二人組みが狐にばかされるお話。


    それだなのに、ボケとツッコミがしっかりしているだけでこんなに面白いのか、と考えさせられます。


    絵と文字の相性がバツグンで、グイグイ惹きこまれます。
    しかし、これを読み聞かせるのは難しいんじゃないかな?

    子供はOKしても、多分自分が納得いくまで声に出して読んでしまう・・・・・ような気がする。

  • 12分くらい。
    投げたスイカが狐の頭にスコーン。怒った狐が、きろくとせいはちをだましまくる。

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著者プロフィール

1940年大阪府堺市に生まれる。高知県で少年時代を過ごす。絵本に『祗園祭』(第6回世界絵本原画展金牌受賞)『じごくのそうべえ』(第1回絵本にっぽん賞受賞)『あつおのぼうけん』『ななしのごんべさん』(いずれも吉村敬子・共作)『とんとみーときじむなー』『てっぽうをもったキジムナー』『やんばるの少年』(いずれも童心社)『てんにのぼったなまず』(第11回世界絵本原画展金牌受賞)『のら犬ボン』『ふしぎなともだち』(第20回日本絵本賞大賞受賞/いずれもくもん出版)、35年間の画業をまとめた、自伝的画集『憤染記(ふんせんき)』(染織と生活社)などがある。

「2022年 『なきむし せいとく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

たじまゆきひこの作品

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