パンダがナンダ

著者 :
  • くもん出版
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本棚登録 : 52
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774316116

作品紹介・あらすじ

どうぶつえんのどうぶつたちは、まいにち、のんびりたのしくくらしていました。ところが、あるひこのどうぶつえんにパンダがやってきたことで、たいへんなそうどうがおこってしまいます。さて、どうなることやら…。

感想・レビュー・書評

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  • 漫画のようなコマ割りで描かれていてコミカル。シンプルで分かりやすいストーリーで、楽しく読むことができる。ある意味、最大の被害者のパンダが最後までみんなに優しく出来ているのが良いと思う。

  • 動物園にパンダがやってきた。
    それまで人気者だったライオンもお客さんに見向きもされない…。
    パンダがなんだっていうんだ、とは思いつつも、たてがみがボサボサさのがいけないのかと思い、床屋さんに行ってカットしてもらう。
    ところがライオンが寝ている間についつい切り過ぎてしまった床屋さん。
    ライオンが目を覚ますとそこには丸坊主のライオンが。
    困ったライオンはそこで床屋さんにパンダっぽく見えるようにしろと黒の色でメイクをしてもらう。
    翌日、パンダに見えるライオンパンダもお客さんたちに大人気に。
    一方他の動物たちはライオンを非難する。
    ライオンとしてのプライドが許すのか、とか。
    それでも、夜の間にこっそり床屋さんに行った何匹かの動物が翌日にはパンダっぽくなっていた。
    そのまた次の日には動物園の動物がみんなパンダになっていた。
    シカパンダ、ウサギパンダ、カバパンダ…。
    本当のパンダは人気がなくなり床屋さんに行って自分も人気が出るようにしてほしいと言うほど。
    そんなとき、動物園で運動会が開かれた。
    お客さんたちもみんな応援するけれど「パンダ頑張れ!」と言ってしまうと、誰のことだか分らない。
    自分はパンダじゃない、と怒り出す動物たち。
    みんなで床屋に行って床屋さんとパンダに手伝ってもらってメイクを落としてもらう。
    パンダとも仲直りをして、やっぱり、そのままの自分がいいね。

    裏表紙の無駄になった「パンダパーク」?の看板。
    そんなへんてこな動物園があってもいいかも。

  • 人気者のパンダにヤキモキする動物たち。そんなある日、ちょっとした偶然(?)から「ライオンカット」ならぬ「パンダカット」にされてしまったライオンが、一躍動物園の人気者に!我も我もと、みんなそろって「パンダカット」にするのですが…。読んで笑うもよし、ちょっと考えさせられるもよし、の絵本です。
    <クッキー>

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著者プロフィール

新聞社(広告局)勤務を経て、絵本、童話の作家、画家になる。作品に『クリスマスのよるに』BL出版、『ゆうだち』(ポプラ社)、『わるいわるい王さまと ふしぎの木』(あすなろ書房)、『ひつじが いっぴき』(講談社)、『いっしょが いいよね』(くもん出版)、『のはらの ものがたり』(ひかりのくに)、『えすがた あねさま』(Kyowon Korea)、ほか多数。2002年ボローニャ国際絵本原画展入選。大泉保育福祉専門学校特認講師。

「2020年 『ミーちゃんとロン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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