てんのないにっき (ゆかいなことばつたえあいましょうがっこう)

著者 : 宮下すずか

• くもん出版 (2014年12月17日発売)

作品紹介・あらすじ

たぬきのツナくんは、日記を書きました。

「…ぼくはえをプレゼントしようとおもって……」

てん（、）をちゃんとつけないと、プレゼントしたのは「絵」なのか「ハエ」なのかわかりません。
ツナくんは、つぎこそ気をつけて書こうとけっしんしたのですが……。

国語が楽しくなる「ゆかいなことば　つたえあいましょうがっこう」シリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

[司書KODOMOブックリスト（注：「司書になるため勉強中」のアカウントです）さんの感想 · 2023年6月1日]

「たぬきのツナくんは、日記を書きました。
「…ぼくはえをプレゼントしようとおもって……」
てん（、）をちゃんとつけないと、プレゼントしたのは「絵」なのか「ハエ」なのかわかりません。
ツナくんは、つぎこそ気をつけて書こうとけっしんしたのですが……。
国語が楽しくなる「ゆかいなことば　つたえあいましょうがっこう」シリーズ第2弾。」

[ここみさんの感想 · 2022年1月31日]

最初は、点がなかったけど、次は点がない！？

[akiuwaさんの感想 · 2017年5月23日]

[江東区図書館]

入ってすぐのコーナーに、「赤のはんたいは？」と一緒に置かれていた本。宮下すずかさんの「ひらがなだいぼうけん」とかも読もうとしてまだ読んでいない気がしたし、今更この手の薄い児童童話もいらないかな、と思ったけれど、「赤のはんたいは？」は"言葉"と"友達"、この本では"文章"について、楽しく再度気づけるかも、と思って借りてきてみた。

てんがない作文で息が苦しくなってしまう先生や、てんの場所次第で意味が違ってくる言葉たち。半分ことば遊びみたいにして楽しめたかな？

[ひげうさぎさんの感想 · 2017年3月6日]

たぬきのツナくんがはり紙を書きました

「大サービスですいかがはんがく！」

おみせのおてつだいをしたかったのですが
この紙を見たみんなは大さわぎ
そのわけは？

ことばを自在にあやつる宮下すずかの
「ゆかいなことば つたえあいましょうがっこう」
シリーズ２冊目、読点の勉強ができる本
（低学年の授業で重宝まちがいなし）

ハムスターのシホせんせいが黒板に書いたしゅくだいは

「きょうじゅうに、
　てるてるぼうずを　つくりましょう。
　みんなできたら、
　きょうしつに　かざりましょう。」

さて、子どもたちはまたまたかんちがい．．．

[knslさんの感想 · 2016年5月17日]

★★★★★
そうそう、「、」がないと、息が止まっちゃう！！
（まっきー）

[miyu918さんの感想 · 2015年10月25日]

　ハムスターのシホ先生が倒れてしまった。原因は、たぬきのツナくんが書いた“てん“のない日記。てんが1つもないツナくんの日記を、息をせずに一気に読んで苦しくなってしまったらしい。

著者プロフィール

長野県生まれ。学術書の出版社に勤務し、活字の不思議な世界を知る。「い、ち、も、く、さ、ん」で「第21回小さな童話大賞」大賞受賞（毎日新聞社、2004年）。『ひらがなだいぼうけん』（偕成社）で「第19回椋鳩十児童文学賞」受賞（2009年）。その他の作品に『あいうえおのせきがえ』『にげだした王さま』『とまれ、とまれ、とまれ！』『カアカアあひるとガアガアからす』「ゆかいなことば　つたえあいましょうがっこう」シリーズ、「いち、に、さんすう　ときあかしましょうがっこう」シリーズ（いずれもくもん出版）、『カタカナだいぼうけん』『すうじだいぼうけん』『漢字だいぼうけん』（いずれも偕成社）がある。

「2021年 『でんごんゲーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」