ムカッ やきもちやいた

著者 :
  • くもん出版
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本棚登録 : 163
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774327761

作品紹介・あらすじ

わたし(るい)は、転校生のあんりちゃんが、自分の仲良しのふうこちゃんと仲良くしている見てなんだか「ムカッ」。放課後、ふうこちゃんが、一緒に帰ろうと誘ってくれても断ってしまいます。うしろにあんりちゃんがいたから「ムカッ」ってしちゃって…。なんで「ムカッ」ってするのかな? この気持ちなんだろう? 帰宅したわたしは、弟が赤ちゃんにやきもちやいているの見て自分の「ムカッ」の気持ちが“やきもち”だということに気づきます。      次の日の学校でも、わたしはまた「ムカッ」。でも、体育の時間、もう「ムカッ」ってしたくないなと思いながら走っていたわたしに、ふうこちゃんの応援の声がきこえました。全力で走りおわって、わたしは、ふうこちゃんとあんりちゃんに自分から話しかけます。そのとき、わたしは、なんとなくやきもちの気持ちが消えていることに気づくのでした。
やきもちは、ほっておくとどんどんふくらんで、いじわるしたくなったり、自分も苦しくなる。だから、やきもちは、うまれたばかりのとき、大きくなる前になくしてしまったほうがいい。
これは、できたてのやきもちの気持ちに、自分で気づいて、友だちとの関係のなかでそれを解消して一歩進んでいく女の子のお話です。                                       
普遍的なテーマと読み応えあるストーリー展開が魅力
どの子にも思いあたる「ムカッ」という気持ち。読者は、絵本から、自分の気持ちを振り返ったり、友だちのとの関係へと思いを巡らせていくでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • あるある!だよね。
    それを上手く表現している絵本。

  • 友達同士のやきもち、ありますよね。
    とても日常的で子どもにも理解しやすい内容でした。
    走って勝つところは、そうやって解決できる子ばかりではないのでピンとこないし、このシーン要るかな?と疑問でした。
    やきもちを認めてやめようと決めたけどやっぱり気にしてしまいすぐには変われない、でも一緒に仲良くなってしまえば楽しいことがわかったという最後の展開が良かったです。

  • 事故解決できるからるいちゃんは強い子だし、みんないい子だ・・・

  • 2019/06/22

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著者プロフィール

北海道生まれ。北海道芸術デザイン専門学校卒業。全国で講演、読み語りを行い、小学校の国語、道徳の教科書に、絵本が掲載されている。『とくべつないちにち』(ひさかたチャイルド)で、タイ・ブックスタートアワード賞、『ムカッ やきもちやいた』(くもん出版)で、児童文芸幼年文学賞、『くれよんがおれたとき』(くもん出版)で児童ペン賞絵本賞、『ばあちゃんのおなか』(好学社)で、けんぶち絵本の里アルパカ賞を受賞。日本児童出版美術家連盟会員、日本児童文芸家協会会員。

「2023年 『えらいこっちゃ! はじめてのプール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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