スペイン巡礼 緑の大地を歩く

著者 :
  • 皓星社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774406787

作品紹介・あらすじ

サンティアゴ・デ・コンポステラまでの34日、780kmをカラー写真やスペイン巡礼を知るコラム、役立ち情報と共に語る。旅の必携書。

ピレネーの荘厳な夜明け、眼下にどこまでも続く緑の巡礼路、そして多くの巡礼達との出会い
千年以上の歴史を持つスペイン巡礼。
思い立ってこれに挑んだシニア男性の一人旅。
数々の失敗を重ねながらも、心を揺り動かす大自然とその中での数々の出会いとによって
彼の心の「滓(おり)」は次第に癒されていく……。


巡礼に来たからと言って、悩みが解決される訳ではない。初めのうちは過去の出来事が次々と想起され、それが自分を苦しめる。が、次第にその頻度は落ちてくる。

全てのことは「歩く」ということ
その一点に集中されていくからだ

感想・レビュー・書評

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  • 山頂で読むつもりで男体山登山に携行するも疲労困憊と360度の景色堪能で、開かず。競争でなく、自分のペースで自分を見つめながら歩く。登山も一緒だけど、68歳で1日30キロを30日以上。感服!ストレスフルの日常を離れて、たっぷりの時間で、人生のあれこれに思いを巡らす巡礼の旅。行ってみたい…。「旅先で受けた親切は、その国の印象を良くさせる」「外国の人と積極的に話す方が旅が楽しくなる」分かってはいるが…

  • 実際に行く時には、かなり参考になりそうな内容。
    カラー写真がふんだんに挿入されていて見ているだけでも楽しい。宿代にいくらかかったか記載あり。著者のように、英語やフランス語を操り、行程中で出会う人たちと交流しながらの旅は憧れる。

  • 退職してからの出会いは、なかなか難しい.しかし、旅をしていると、一瞬の出会いがある。海外での出会い。ハードル高そう。でも楽しそう。

  • ときめいた!

  • ブログ色の強い旅行記ながら、自己満足的なもので終わっていない理由は、地理に気象、宿、食事、金額、行程など具体的な情報量が豊富な点にある。持ち物リストや、その中で役立ったものとそうでなかったものの情報などは、数百キロを歩くという特殊な旅においては、特に参考になるだろう。また豊富な写真の数々は、巡礼の旅への誘引力となるのが確実なほど魅力的。旅程を見るに、シニア層である著者とっては相当過酷な旅だったことが想像されるが、それを上回る体験だった事がストレートに伝わってきて、読んでいて幸福感をお裾分けしてもらっている様だった。

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著者プロフィール

1950年生まれ。
1974年東京大学教養学部教養学科卒業(国際関係論専攻)。
日本銀行に約25年勤務した後、地方国立大学教授を経て、2001年首都圏の私立大学教授。2009年同大学理事長。2016年理事長退任。その後、コンサルティング会社を設立。赤字覚悟で私立大学経営のサポートに当たっている。
趣味は嘗ては欧州旅行。現在は数年前から始めた尾瀬逍遥とクラシック音楽の合唱。「一日一生」という言葉を大切にしたいと思っている。

「2019年 『スペイン巡礼 緑の大地を歩く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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