- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774606361
感想・レビュー・書評
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巧のような天才がいると、まわりの人に与える影響がすごいなーと思った。登場人物がかかわり合いと、繊細な心理描写がすばらしかった。
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「おれでなくても、投げられるか?」風が吹いて、花の香が濃くなる。小さな緑色の鳥が一羽、枝の間から飛びたった。おれがキャッチャーでなくても、おまえは投げられるか。ピッチャーであり続けられるか。豪を見つめ、わずかに息をすいこむ。豪の視線は微動もせず、真正面から巧をとらえていた。『バッテリー』シリーズ、ここに完結。
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なりに迫力はあった。
様々な人物が登場するが、だんだん出番が少なくなり、フェードアウトしていく。
尻切れトンボ? -
おれはピッチャーです。だから、誰にも負けません」いよいよ、巧たち新田東中は、強豪・横手二中との再試合の日を迎えようとしていた。試合を前に、両校それぞれの思いが揺れる。巧と豪を案じる海音寺、天才の門脇に対する感情をもてあます瑞垣、ひたすら巧を求める門脇。そして、巧と豪のバッテリーが選んだ道とは。いずれは…、だけどその時まで―巧、次の一球をここへ。
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物語の発する熱量に完全にあてられた。読み終えた今も、体の奥底に火照りが残っている。色々不足や過剰な部分はあるように思えるけど、それを補って余りある作品だ。そんな本に出会えることはなかなかない。なんと幸運。
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読むのは2回目ですが、こんな終わり方なんだっけか。
「ラスト・イニング」読まなきゃだな。