- Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775302750
感想・レビュー・書評
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どんなジャンルにでも素人が趣味でまとめたような雑な本があるものだが、特にそれが多い気がする武器甲冑本。
そんな中でも本書は、膨大な参考文献を明示し、詳細なイラストと適切適量な解説文で紀元前から近代までの装備をまとめあげる、稀に見るまっとうな一冊。
あくまでも図鑑であって研究書ではないので、それぞれの装備の役割や成り立ちのすべてを解説できているわけではないが、
概要を把握できる程度の文量はあり、なにより全てがイラストで示されたうえでの網羅性は副読本、資料集、一覧として果たすべき役割を十分すぎるほど満たしている。
グラディウス、レイピア、クレイモアなどの有名所はもちろん、
サリッサ、ピルム、パイクなどの知ってる人は知ってるものから、
エナーム、ファラング、マクアフィテルなどのここ以外では見られないものまで。
その多くを英語の通名ではなく、"現地で呼ばれていた呼び方"で記す。
資料としてはもちろん、普通に読んでも楽しめる、隠れた珠玉の一冊。詳細をみるコメント1件をすべて表示-
翠玉さん詳しい「武器事典」(正確には「武器甲冑事典」)のレビューありがとうございます。面白そうなので是非、読んでみたいです。詳しい「武器事典」(正確には「武器甲冑事典」)のレビューありがとうございます。面白そうなので是非、読んでみたいです。2023/08/18
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作画や創作の資料として重宝しています。
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なかなか網羅しているので参考になります。
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甲冑を着けて武器を手に立っているところ、騎乗しているところがほとんどですが、えんぴつでのイラストがとても美しい本です。たまに、武器や甲冑の形状や使い方を説明するイラストもあります。まず背景になる歴史の説明があって、そこで使われた武器や甲冑の紹介がされています。武器甲冑だけを詳しく知りたい方にはまどろっこしいかも。
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古代からの戦士たちの武器・武装・兵器などなどが載っています。イラストが詳細で、かなり参考になりますよ〜。歴史のことも軽く勉強できちゃいます。欲を言えば、もうちょっと一つ一つの時代にボリュームが欲しかったかな!笑
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古代〜近代まで存在した、武器・甲冑を中心に解説された図説。
専門用語を排して丁寧な表現に読みやすさを憶える。また、イラスト(全てモノクロ)が多く、軍事史として読むのも楽しい(地域に偏りはあるが)。