クトゥルフと帝国リプレイ 白無垢の仮面 (Role&Roll Books)
- 新紀元社 (2006年10月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775305010
作品紹介・あらすじ
世界的な人気を誇るコズミックホラー「クトゥルフ神話」を扱ったテーブルトークRPG『クトゥルフ神話TRPG』(エンターブレイン)。そのソースブックとして、1920〜30年代の日本をモチーフにした『クトゥルフと帝国』(エンターブレイン)が刊行された。本書は、その『クトゥルフと帝国』を用いたリプレイである。物語の主人公となる4人の探索者は、それぞれ異なる立場にあったが、やがて秘密結社・佐比売党をめぐる奇怪な事件に巻き込まれていく…。帝国ホテル、豪華客船・氷川丸、そして帝都・銀座の地下-を舞台に、探索者たちは宇宙的恐怖に立ち向かう。
感想・レビュー・書評
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後の作品と比べるとリプレイとしてかたさが見られる作品
TRPGとしてはこうなのかもしれないが
うりものとしてはNPCヒロインのPCたちとの関係を通した魅力の演出が不十分だし
ひとつの話を3回繰り返しているかのようなみせかたも拙い
もっとも後の作品では改善されているわけだし
ここでこう書いても意味のないことである詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゲーム
ライトノベル -
2010年4月29日読了。1920~30年代の日本を舞台にした「クトゥルフと帝国」なるTRPGのリプレイ。謎の少女・カナを巡り暗躍する「佐比売党」の幹部の面々と、党を陰から支配する宇宙的存在に探索者たちが立ち向かう。もともとTRPG「クトゥルフの呼び声」は禁酒法時代のアメリカを舞台にしており、モノクロの映画を観るように当時の雰囲気を楽しむのがそのプレイの大きな魅力でもあったのだが、何しろ我々は日本人。松本清張の小説の真相は、実は旧支配者の陰謀だった!などの設定の方がロールプレイにも熱が入るというもの。脚注も多く、編集されたリプレイと現場の違いや自分たちのローカルルールなどを丁寧に説明しているあたり、キーパーの真面目さや仕事の質の高さを感じる。久しぶりに読んだリプレイだったが、なかなかに楽しめた。
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根強い人気を誇るホラーTRPG「クトゥルフ」の、1920〜30年代日本サプリメント「クトゥルフと帝国」をベースにしたリプレイ。秘密結社「佐比売党」を震源地として起きる奇怪な事件を3回のセッションを費やしたキャンペーンとして描く。
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TRPGとはなんぞや?
見たいなところから入ったのですが、「テーブルトークRPG」なのね。
もの凄くやりたくなったし、関連作品も読んで見たくなったワ。