執愛虜囚 ~マフィアと復讐者~ (プリズム文庫)

著者 :
  • オークラ出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775521298

作品紹介・あらすじ

ジャズピアニストの弘樹は、唯一の理解者であった姉を突然の事故が亡くした。悲しみにくれるある日、姉の死がマフィアによるものだと知る。復讐の炎を燃やす弘樹は、マフィアの巨大複合企業体・マルティーニグループの、冷酷で傲慢な若き総帥・リカルドがオーナーをつとめる豪華客船に乗り込む。しかし、すんでのところで捕らえられてしまった上、リカルドに淫らな尋問を仕掛けられて…。

感想・レビュー・書評

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  • ▼あらすじ
    ジャズピアニストの弘樹は、唯一の理解者であった姉を突然の事故で亡くした。悲しみにくれるある日、姉の死がマフィアによるものだと知る。復讐の炎を燃やす弘樹は、マフィアの巨大複合企業体・マルティーニグループの、冷酷で傲慢な若き総帥・リカルドがオーナーをつとめる豪華客船に乗り込む。しかし、すんでのところで捕らえられてしまった上、リカルドに淫らな尋問を仕掛けられて……。

    ***

    マフィアと復讐者だなんていかにも殺伐としたタイトルから推測するにきっと中身もシリアスで重たいんだろうと覚悟して読んだのですが、実際に蓋を開けてみればイメージと大分違って吃驚。

    あとがきにも書いてあるようにこの作品は豪華客船がメインで陽光と海風の爽やかさが強く出たお話になっています。
    なので裏社会系のお話や血なまぐさくて重たい展開が苦手という方にも比較的読み易い作品になっているのではないかと思います。

    私が何よりも驚いたのはリカルド(攻)が意外と気障な紳士で最初から弘樹(受)の事を好いていた事ですかね。
    それに芸術(ピアノ)をこよなく愛するマフィアって何だか新鮮だな…と。
    なんか、こういうのも有りだな〜と思いました。

    それにしても挿絵が凄い。絵の一つ一つがとにかく細かくて、じっくり見てても飽きないぐらい…まさに美麗としか言いようがないです。
    挿絵でこんなに感動したのも久しぶりでした。
    正直、挿絵だけでも満足してしまうレベルです(笑)

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