システムトレード 基本と原則 (ウィザードブックシリーズ) (ウィザードブックシリーズ 183)
- パンローリング (2011年7月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (534ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775971505
作品紹介・あらすじ
トレードで生計を立てたい人の入門書。16人の「マーケットの魔術師」インタビュー収録。
感想・レビュー・書評
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幅広いトレーダーにオススメの内容。
トレードで悩んだときに振り替えるための本だと思う。どこの項目からでも学ぶことが出来る良著だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トレード関係の本・dvdというのはどれも高い。これも4800円で高いほうに入るだろう。しかし、普通の本と異なることは、読むことで勝率やトレード技術がほんの少しでも高まれば、本の値段などタダ同然、いやお札がしおりとして挟まっているようなものだ。
この本はそういう意味では、転がっているダイヤを拾うようなモノだろう。それだけに含蓄があり、またそれを真に理解し、吸収したならば計り知れないほどの価値を持つだろう。
ここには敗者になるトレーダーが敗者になる原因をほぼ完全に分析しており、だからこそ勝者になるための道がわかる。「天国に至る道は、地獄に至る道を熟知することである。」というマキャベリの言葉にもあるように、過ちを全て知り尽くした後に残るのは勝者の道である。
かといって、勝者の道が1本しかないわけではない。勝者になる道は数限りなくあるだろう。しかし、その一つ一つの勝者の道にはそれぞれ無限の敗者に至る分岐点があるからこそ、勝利の道をたどるのは難しい。
この本は、トレード技術については書いていないが、トレード技術とは何かについても詳しく書いてある。同じ将棋の駒を使っても、将棋に上手下手があるように、おなじトレード技術でも使い方があり、コントロール方法がある。まずそれだけが分かるだけでも計り知れない価値があり、まさにそれが分かるのがこの本だと言える。 -
色々な筋肉が付く良書
【内容】
本書は勝者と敗者を分けるトレーディングの原則について明確に書いている。トレーディングは異なるマーケット、異なる時間枠、異なるテクニックに基づく異なる銘柄で行われるが、成功しているトレーダーには共通項がある。それこそが、トレーディングで成功するための普遍的な原則である。マーケットや時間枠、テクニックにかかわりなく、一貫して利益を生み出すトレーダーたちは全員、それらの原則を固く守っているのだ。
【感想】
重すぎる。内容的にではなく、重量的にだ。片手では読めない。
脳の筋肉だけでなく、腕の筋肉も付くことうけあいです。
下記「引用」が多いようにいいことがいっぱい書いてある。ただ、ちょっと筆者のグチというか長ったらしい説明のために紙面が使われてしまっているのが残念だ。
余計な部分を省いたら半分、すくなくとも3分の2くらいの厚さに出来たのではないだろうか。
特に、「資金管理(ポディションの追加方法)」に関してはこれまで読んだ本には書いていなかった部分なので、非常に新鮮で面白かった。
ただ、この章も長くて苦痛でもあった。
実践的な部分は少ないので、ソコを求めている人には向かない本だ。
【引用】
・巷にあるトレード本のかなりの割合は、書き手の自己顕示欲を満たすための自慢話や勘違いによるデタラメを書きなぐったもの、あるいは単なる商品の宣伝手段であることが多い。
・多くの本で伝えられる「勝者と敗者を分かつものは心理以外の何物でもない」というメッセージに対して、「私はこれに賛成しない。 敗者が勝てないのは、自分の手法を確認して検証することを知らないからだ。心理も大切だが、私は資金管理と売買ルールのほうを上位に置くべきだと思っている。」
・トレーディングで成功して利益を出せるようになるには、損切りを早く、利は伸ばすことが必要だ。だが、長年にわたって失敗を繰り返さないと、これいにきづかないのだ!
・トレーダーは利益ではなく、トレーディングの手順に重点を置かなければならない。
・最もうまく負ける人が勝つ
・トレード計画を立てる時、損切りの逆指値をひとつは価格、もうひとつは時間に基づいた二重のものにしておくようにするべきだ。
・褒美を受けるのは勝者ではなく、最良の敗者である。
・利益を生み出す主な力は上手にトレードを行うことというよりは、良いリスクマネージャーであることだ。
・リスクマネージャーであるあなたは期待値と機会を上げる売買ルールを開発しなければならない。
・トレーダーとしてのあなたは勝率ではなく、期待値と機会を理由にトレードを行う。
・支持線を見つけたと思わない限り買わなければ良い。
・トレーディングの3本の柱は、「資金管理」「売買ルール」「心理」である。
・心理は3本の柱をまとめる接着剤だ。
・実際のトレーディングは料理によくにて、従うべきレシピがあるのだ。
・適切な資金管理の本質は非常に単純だ。トレーディングで損失が出たらポジションを減らし、利益が出たらポジションを増やすのだ。
・一般的に言えば口座残高の10~15%を最大損失額で割ると・・・、トレードを行う枚数が得られる。
・私の資金管理の公式は次の通りだ
(口座残高×リスク率)÷最大損失額=取引枚数
・「単純であれ」。単に支持線や抵抗線になりそうな水準を見極めるようとしさえすれば良い。
・使う指標は少ないほどよい。
・セットアップとトレード計画を設定するとき、従うと良い一般原則
+複雑さよりも単純さを目指す
+売買ルールを論理的に裏付け、アイデアを手当たり次第に集めない
+調整可能な変数を持つパラメータの数を最小にすれば、カーブフィッティングのリスクが減る
+最初の損切りの逆指値、巡航したら損益ゼロの位置におくブレイクイーブンストップやトレイリングストップを組み合わせる。
+必要に応じて、一定の日数で仕切るタイムストップを使う。
+手仕舞いの逆指値を金額で固定するよりも、相場に合わせて動かす
+利益目標には注意すること―一般的にそれによって利益は減る
+順行しているポジションを手仕舞う効果的な方法として、トレイリングストップを使う
・資金管理を当てはめた場合、期待値は小さいが損切りの逆指値を近くに置いた売買ルールのほうが、期待値は大きいが損切りの逆指値を離しておいた売買ルールよりもずっと多額の利益を出せるだろう。
・トレンドトレーディングの4つの事実
+トレンドにそってトレードを行うのが一番安全である。
+トレンドが相場を動かし、全利益の基礎はトレンドだ
+トレードの67%で負けているトレンドトレーダーは哀れだ
+トレンドにそってトレードには、「ブレイクアウトで行う方法」と「押しや戻りで行う方法」に二種類ある。
・ブレイクアウトでトレーディングをおこなう。
+メジャートレンドを決して逃さない
+損切りの逆指値は離しておく
・押しや戻りのあとにトレードを行う。
+メジャートレンドを逃す可能性がある
+損切りの逆指値は近くに置く
・トレーディングは期待値を上げる機会だけを求めて行うべきだ。
・自分のトレードはうまくいくといつの間にか考えているとき、ほぼ間違いなく負ける。
・もっと多くを求め始めると強欲が現れる。すると不安になる。他の人たちのほうがずっと上手にやっていると考え、自分はその機会を逃していると思い始める。もっとお金が欲しいと思い始める。そして、トレーディングの回数を増やせば、それが可能だろうと思う。ついには衝動的なトレーディングをするようになる。するとかならず、損失をふくらませ、その損失を取り戻そうとする悪循環に陥る。
・トレードを行うセットアップがあるときにはいつも、マーケットが開く前に予測損失額を損益スプレッドシートに記載する。
・「ほとんどのトレーダーを失望させるために、マーケットは何でもありとあらゆる事をする」
・勝つための心理×効果的なリスク管理×[エッジのある]トレーディングルール
・クックの真実
+私はお金を損するだろう。私はそれを受け入れる。
+意見を避けなさい。事実にしたがってトレードを行いなさい。
+機会を見つけなさい。そこでトレードを行いなさい。だが、長居をして売り時を失ってはならない。
+自信を持とう。勝つためにトレードを行いなさい。損失を避けるためにトレードを行なってはならない。
・謙虚さとは、私がチャートのメッセージを聞くということだ。聞く耳があれば、お金が話しているのを聞くことができる。
・勝ち始めることが出来る前に、あなたは負けを止める必要があるということだ。
・相場をあなたの信念に合わせようとしてはならない。相場がどう動くかを考え、自分のアイデアを検証し、結果をいなおさなければならない。それらがあなたの期待に沿わなければ、頭を切り替えて新しい手法を考えるようにしないさい。ダメなアイデアを上手く働かせようと考えるよりも、もっとうまくいく手法を開発することに時間を費やしたほうがよい。 -
なかなか結論を書かない文章の書き方で飽きてしまった。
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各国の株価指数と通貨で14種類。
200日移動平均をトレンドを知るために見る。
トレーダーが負けるのは、しっかり検証しないから。
最もうまく負ける人が勝つ。
トレードとは支持線と抵抗線を見極めること。
トレンドトレーダーになる。
単純さ受け入れる。
最高の敗者になるよう努める。
価値トレードを手放さない。
トレーディングで心地よいことは、うまくいかない。
資金が少ないトレーダーはトレンドフォローのシステムトレードはできない。
タートルズのシステムは、20~30本をトレードする資金が必要。
いかにスイングで、トレンドトレーダーになるシステムを作るか。
価格と出来高だけを信用する。
ギャンは、トレードでは成功していない。