稼げる投資家になるための投資の正しい考え方 -歴史から学ぶ30の教訓- (Modern Alchemists Series No. 115)

著者 :
  • パンローリング
3.46
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本棚登録 : 196
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775991237

感想・レビュー・書評

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  • 中世・古代の歴史から得られる教訓と実際の相場を参考にした解説をセットにして、投資家としての正しい考え方(著者曰く「正考」)を解説してくれている。「正考」の内容自体は参考になる部分も多いのだが、正直個人的には歴史を絡めてくる部分は丸々要らなかった。

    著者が歴史好きで、そこからの学びを得て投資に生かしているのだろうが、この本で紹介されている古代中国や戦国時代のエピソードは、投資の教訓との関連性が今一つな部分もあり、そんなに役に立たなかった。そもそも、投資と直接的には歴史を引っ張ってきて解説する効用は、理解や納得がしづらい投資家心理の動きをより深く理解してもらうことだと思う。正直に言って本書は、歴史エピソード以外の相場をもとにした解説だけで十分だった。ただ、投資家心理の解説だけなら他の古典的な名著(「デイトレード」とか)の方が断然優れていると思うので、この本を読む意味はそんなにないと思う。(だからこそ、古代史と絡めることで、付加価値をつけようとしたのだろうけど)
    個人的には歴史の解説部分を省いて、中身半分、値段も半分で良かった。

  • ★★☆☆☆
    歴史から学ぶ投資の30のルール
    【内容】
    投資をするうえで真に大切な「投資の正しい考え方」とは何かについて徹底的に紹介。理解しやすくするために、歴史の事例を取り上げ、全30話であらゆる角度から解説。

    【感想】
    しまった。予想と違った。
    過去の相場の出来事から紐解くのかと思っていたのですが。

    本当に「歴史」から学んじゃいます。
    徳川家康とか孫武(「孫子の兵法」の著者)や中世ヨーロッパまで広がります。
    歴史好きなので読み物としては面白いけど、投資本としてはイマイチでしょうか。

    タイトルは「歴史から学ぶ投資の30のルール」が適切でしょう。


    とにかく防御せよ、生き残れが至上命題として書いてあります。
    やはり歴史と結びつける必要があるので、そりゃ強引だろって感じです。

    【引用】
    ・自分が平静でいられる範囲内でトレードをすること

    ・連戦連勝時には、損切りがしにくくなるという大きな副作用が発生する。

    ・損切りとは、後方に前進することをいう。

    ・あせりを抱きながらのトレードの勝率は格段に落ちる

    ・過去の含み益を基準にして判断してはいけない。
     成功から始まると損切りがしにくくなるという人間心理がある。

    ・「個別の強い思い」と「現実の状況」を比較する。後者が大切。

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