おくりもの

著者 :
  • ビーエル出版
3.97
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本棚登録 : 422
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776409700

作品紹介・あらすじ

春の森で、動物たちがお互いをぎゅとしながら挨拶をしています。でも、ハリネズミくんはそれができません。とげとげしたハリが嫌いでした。けれど、あるきっかけから「嫌い」を「好き」に変えるため、自ら働き始めます。それは「おくりもの」のかたちになって巡っていきます。

感想・レビュー・書評

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  • 〝長い冬から目覚めた森の動物たちが、嬉しそうにお互いをギュッとしながら、春の挨拶を交わしています...「あいたた! 刺さった! ハリが刺さった!」「わあ ごめん!」...ハリネズミくんは、自分のトゲトゲのハリが嫌いでした「もっとフワフワだったらいいのにな・・・」熊さんが隣に座って言いました「ぼくも体が大きすぎて嫌だなと思うことがある。でも、大きいから出来ることもあるんだよ」 「ぼくのハリにも出来ることがあるのかな?」〟・・・「嫌い」を「好き」に変える<豊福まきこ>さんの知恵と優しさの絵本です。

  • お友だちと「ぎゅっ」ができないから、自分の針が嫌いなハリネズミくん。友だちは沢山いるし、みんな仲良くしてくれて、針があるから嫌う子も(針が刺さった狐くんでさえ!)いないのに。
    でも、自分の嫌いなところを活かすアイディアが! 友だちに素敵な贈り物ができました。みんなのお礼も素晴らしいサプライズ! 花が咲き乱れるシーンに歓声が上がりそうです。ハリネズミくんがポジティブになれて、よかったよかった。
    後ろ見返しには、ハリネズミくんのお礼が…。

  • こんな世の中だからこそ、読みたい本です。
    ぜひ買って家に置いておきたいです。
    あったかくなり、動物たちがみんな優しい…
    かわいいな、と思いました。
    子供に読んであげて、優しい子になって欲しい。
    繰り返し読んでしまいました。
    読み聞かせにもぴったり!
    一人で読みましたが、声を出して読んでしまいました。

  • 自分の針が嫌いなハリネズミくん。ある日、クマさんとの会話をきっかけに針で編み物をすることを思いつく。秋になって、森の仲間たちにマフラーをプレゼントした。マフラーを喜んだ森のみんなはハリネズミの家の周りに花の種を植える。春になって、花のプレゼントを喜ぶハリネズミ。(32ページ)
    ※自分の嫌いを好きに変える知恵と、優しさがいい。

  • 自分のきらいなところも、だれかのために役立てたいと思う気持ちがすてきです。
    心のこもったおくりものを受けとって、お返しにハリネズミくんを喜ばせてあげようと計画する動物たち。優しさがあふれる作品でした。

  • 3歳〜。
    ストーリーも絵もあたたかさがある。
    エヴァのヤマアラシのジレンマのエピソードを思い出しました。絵柄は、どことなくジブリとディズニーの雰囲気を感じます。

  • 2023.02 1-3、3-1

  • なんともかわいらしい話。
    みんなそれぞれいいところがあるってことがテーマなんだろうけど・・・
    花を挿して「ほら、痛くない」はかなり無理があるなあ。
    ハリで編み物をするってのもねえ、
    ハリネズミのハリ、もっとそのままでいい話にしてほしかったなあ。

  • 登場する動物たちがみなお互いを思いやる気持ちで溢れており、絵もほんわかと優しいタッチで、子供も大人も優しい気持ちになれます。

  • 絵も美しいし、すごく良い本!

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著者プロフィール

豊福まきこ  東京都出身。武蔵野美術大学造形学部卒業。広告代理店でグラフィックデザイナーとして勤務したのち、フリーランスのイラストレーターに転向。現在は絵本を中心に児童書関連で広く活動中。絵本に『わすれもの』『おどりたいの』『おくりもの』(ともにBL出版)がある。

「2021年 『こりすのクリスマス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

豊福まきこの作品

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