ルーンの子供たち 1 冬の剣

  • 宙出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776792376

作品紹介・あらすじ

伝説の武具ウィンターボトムキットをめぐる骨肉の争いにまきこまれた幼き少年ボリス。運命は少年をいったいどこへ導くのか…!?切ないほどに純粋な少年の孤独な戦いを描く新鋭ファンタジー小説。

感想・レビュー・書評

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  • オンラインゲーム「テイルズウィーバー」の登場人物の一人ボリスを描いた本。
    もちろんボリス以外にも、クロエ・ナヤなどが登場する。

    暗い感じのファンタジー。ラスボス倒して―みたいな王道でなく、ボリスがどう生きるか、どう変わるかを描いている。
    最初はとっつきにくかったが、読み進めると止まらない本だった。

    ランジエの人気に納得。

  • 表紙と冒頭の文章に惹かれ衝動買いしました。
    途中まで読んでは積読を繰り返し、買って数年後にやっと読了しました;かのネトゲ、テイルズウィーバーの原作に当たるそうです。

    シリアス、ダークな感じが強く、初っ端から主人公に数々の不幸が襲い掛かります。主人公は割と無感情な感じなので、過酷な運命に立ち向かっていくというよりは、逃れられない流れに押し流されていくように感じました。未だに1巻しか読んでいないのですが、お話は結構面白いです。暗い雰囲気のファンタジーが好きな方にお薦めだと思います。

    主人公のお兄ちゃんがかっこよすぎます。

  • ★『ルーンの子供たち』の特徴①リアルな世界観!
    ・大きく6つの人類国家があり、それぞれが内乱や侵攻を繰り返している
    ・モンスター、巨人、獣人など、人間以外の勢力とも争いがある
    ・幽霊や精霊など、ファンタジーらしい種族も存在する一方、「人形」という科学技術が登場する
    ・古代文明の伝説や、それに絡んだストーリーも展開する
    ★『ルーンの子供たち』の特徴②魅力的なキャラクター!
    ・時代の流れに巻き込まれながらも、葛藤しつつ成長していくそれぞれの国の少年たちに焦点を当てて物語が進んでいくため、章によって主人公が変わる。
    ・一概に「正義」と「悪」の対立ではなく、登場人物の視点によって善悪が変わる面白さがある。
    ・誰に感情移入しても楽しめる作りになっている。
    主人公の例・・・冒険家の孫・一族を滅ぼされた生き残り・王位継承権争いで命を狙われ逃避行中の姫・記憶喪失の王子・裏切り者の魔法使いの娘・異常な能力に悩む青年・冒険を企む貴族令嬢など※まだいます。
    ★『ルーンの子供たち』の特徴③ハイファンタジーらしい詳細な魔法設定!
    ・魔法がただの「不思議な力」ではなく、原理をしっかり考え、学問として系統立てることができるほど作り込まれている。
    ・魔法は万物に存在する「コア」に宿る「マナ」を使用することで起こり、発言する言語で使用できる力や強さが変わる等
    ・「もしも魔法が使えたら…」と具体的に夢想していると止まらない!
    ★舞台国家
    アノマラード王国・・・内乱を繰り返している巨大王国
    オルランヌ公国・・・魔法と関わりの深い神秘的な王国
    サンスルリア・・・長年鎖国している宗教国家
    レンム王国・・・無骨な武力国家
    レコルダブル連邦・・・その他中小国等
    ★「人形」とは?
    ・魔法ではない技術で作られたもの。
    ・どのような仕組みなのか不明で、模したものが何度も作られているが、過去に作られたものほど性能が良い。
    ・最古の人形は、古代文明よりも古い。

    『ルーンの子供たち』の主人公たちでプレイできる無料ゲーム「テイルズウィーバー」!

    ★「テイルズウィーバー」の特徴①美麗グラフィックと最高峰BGM
    ・とにかく一度プレイすれば分かるその美しさ
    ・しかも、どんなに低スペックなPCでもサクサク動く軽さ
    ※BGMは公式youtubeチャンネルでもお聞きいただけます。
    https://www.youtube.com/channel/UCixGZvWNaoA2Y8gPK0TMVMA
    ★「テイルズウィーバー」の特徴②原作にないオリジナルストーリー&キャラクター
    ・【あらすじ】主人公たちは、ある日「ロングソード・グッドナイト」と名乗る謎の男から不思議なアーティファクトを受け取る。そして、「星の滅亡を救う」という使命を与えられて…?
    ・MMORPGにあるまじき(?)一時間以上のストーリーパート
    ・メインストーリーのほかにも、外伝ストーリーが6つ、キャラクター専用ストーリー、友好度などの業績で解放されるショートストーリーが盛り沢山。
    ・きりがないほどのクエスト。反復も少なく飽きさせない。原作のサブキャラクターたちからクエストを受注してレベルを上げよう!
    ★「テイルズウィーバー」の特徴③古代文明の秘密が明らかになる
    ・原作でも書かれていない、「古代文明よりさらに過去」の話が語られます。
    ・異なる星、移民、クローン、突然変異、月の「コア」など、主に「星の成り立ち」についてのストーリー。
    ・『ルーンの子供たち』に登場する謎の技術「人形」についてのルーツが解明されます。
    ★「テイルズウィーバー」の特徴④完全無料!
    ・どこまで行っても完全に無料!
    ・有料コンテンツはキャラクターの着せ替えや、レベルを効率的に上げるお役立ちアイテムのみ
    ・コツコツ続ければ完全無料で全てが楽しめます
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    ――月の滅びの始まるとき、
    彼らの冒険の幕が上がる。

    陰謀と策略が渦巻く超本格ハードボイルドファンタジー『ルーンの子供たち』
    好評発売中!

  • ウインタラーという名のバスタードソードを持つ少年ボリスの旅。叔父に追われ、父を亡くし、ともに逃げた兄も亡くしたボリスは、とある貴族に拾われるが…。
    ボリスの健気さとランジエの大人になってしまった感が切ない。

  • "テイルズウィーバー"というオンラインゲームの原作本。
    幼い子供だった主人公が手に入れてしまった"冬の剣"と言われる伝説のウィンタラーを巡って繰り返される裏切り。

    原作ゲームもやってないし、長くて続きも読むことはないけどこの主人公は救われることはあるんだろうか?
    (ゲーム自体MMORPGでまだ続いてるようなのでストーリーも完結してないだろうし!)

  • 誤字、脱字が多いな…
    でも面白かった。
    2巻が楽しみ

  • 実力主義の世界では、目立った長所がないと生きていけない。兄弟愛、よきかな
    p.228 冷たく無味乾燥な少年だと思っていたが、ランジエの目は驚くほどたくさんの美しいものを捉えていた
    p.293 ウォルナットの口からは幾度も、情けない奴、と言う言葉が飛び出してきた。そう言いながらウォルナットは、幾度もいとしくてしかたがないというようにボリスをかき抱く
    p.397 あなたが好きなのかもしれません。私はそれほど純粋な人間ではありませんが

  • テイルズウィーバーの原作と聞いたのと、ひたっすら後輩にオススメされたので読み始めた。

    最初はかなり鬱展開だが、読み進めたくなる魅力が何故かある。

    3巻かけて冬の剣『ウィンタラー』の謎に迫っているのでぜひ全部読んで欲しい。

    私が好きなキャラクターは、どうしても主人公ボリスのことが放っておけない剣の師匠。

  • たまたま図書館で手に取った本。ファンタジーが読みたかったから、というだけの理由だったが、なかなか面白かった。守り人シリーズのような影のあるストーリーは大人なファンタジーだ。翻訳もしっかりとしていて、外国の物語だと感じる事がなかったのは良い点だった。
    ただ、ひどいのは誤植、脱字の連発…人の名前を間違えるってのはどうなんだろうか。せっかくの没入感がそこで一気に冷めてしまう。これは修正できるものだから、出版社にはぜひ対応してもらいたい。

  • Online game「Tales Weaver」のモデル原作ということで、滋賀県立図書館にて借りて読破。原作は韓国の方(主は韓国あまり好きじゃないが)ですが、非常に読みやすい文体で子供でも読みやすいと思います。内容的に子供向きとは思えませんが、県立図書館には児童用書庫に閉架されてました。
    本作では父が死に、兄を失ったボリスが、宝剣「ウィンタラー」と共に放浪するストーリーで、多くの人々に裏切られながら成長していく。そんな長編の第1話となっております。
    全体的に暗いストーリーですが、僅かな希望を求めてボリスとともに生きる目的を探したくなる、そんな作品ですね。

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