帝都物語―ワイド版 (高橋葉介ベストセレクション)

  • 宙出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776794141

感想・レビュー・書評

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  • 荒俣宏の「帝都物語」の戦争編と魔王編を元にした漫画版。
    帝都を破壊しようとする加藤保憲と戦った惠子は、加藤保憲と共に満州に渡り、馬賊と組んで関東軍と戦っていた。
    青年将校と政府に対するクーデターを狙う北一輝や日本転覆を狙うメソニックのトマーゾの霊的呪詛から、平将門の分霊を飲み込んだ辰宮由佳里や娘の雪子を守るために、加藤保憲と恵子は北一輝やトマーゾと戦う。

    日本転覆の為にメソニックが、甘粕正彦が組んで日本に密かに宮城攻撃施設を整え、空襲に紛れて国土を攻撃しようと狙ったり、観阿弥光凰からルーズベルト大統領を呪詛しようとしていたなど虚実を交えた歴史陰謀ものと、加藤保憲と恵子がトマーゾと戦うサイキックバトルを、加藤保憲と恵子の愛憎を軸に描かれているのでサイキックホラーバトル漫画として楽しめる。

  • 画像は新装ワイド版。

    荒俣氏の小説版は未読。
    過去に映画版は見ていたので、文庫版で
    この作品を読んだときに、加藤の絵が映画版のと被って
    しまい、噴いた覚えがある。
    昭和初期が時代背景の作品を描かせたら右に出るものは
    居ない。このコラボはものすごくマッチしていた。

    ”帝都の小悪魔”として怪奇版魔実也が出てくるのは
    ご愛嬌。

  • 大好き高橋葉介シリーズ。

  • この作品は今の絵で読んでみたいですね。
    当時の絵柄でも迫力が凄かったので…あ、今の絵だと恐くて夢に出て来ちゃいそうです(笑)

  • 『帝都物語』世界をビジュアルにするならば、この方以外あり得ない!

  • 戦時の帝都を媒介に浮かぶ女と男の物語。恵子が神々しい。魔実也が実は万能の人ではないというのもちゃんと分かって良かった。

  • こんなんあったんかい。見つけた瞬間テンションあがった〜。

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著者プロフィール

作家・翻訳家・博物学者。京都国際マンガミュージアム館長。
平井呈一に師事、平井から紹介された紀田順一郎とともに、怪奇幻想文学の日本での翻訳紹介に尽力。のち活動の幅を広げ、博物学をはじめとして多ジャンルにわたって活躍。
主な著書に『妖怪少年の日々』、『帝都物語』シリーズ(ともにKADOKAWA)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『サイエンス異人伝』(講談社)、『江戸の幽明』(朝日新書)など。『怪奇文学大山脈』Ⅰ~Ⅲ(東京創元社)を編纂。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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