- Amazon.co.jp ・マンガ (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776796084
感想・レビュー・書評
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サメマチオさんの作品『春はあけぼの 月もなう 空もなお (2012)』を読了。 2022年漫画3冊目。
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美術の世界では、「作者が受けた印象を絵画に表したものを、印象派、と呼ぶ」と、自分は記憶している。
枕草子の、現代の印象派というべきこの一冊。勿論、この本は漫画なのだけれど。
現代と昔の、この作者なりのリンクを面白く読んだ。また、現代の絵柄の中に垣間見える間(余韻?奥行き?時間の流れ?)も心地よかった。
散々言い尽くされた言葉ではあるかも知れないけれど、通読した感想としては、
今も昔も、人間の根本はあまり変わっていないのかも知れない、と思った。 -
帯文の「超感覚マンガ訳の枕草子」に惹かれ、絵柄も好みだったので購入。
古典名著の類の現代語訳やあらすじ版みたいな本も出ているけれど。
そういう作品よりも、この作品のように「今の時代を舞台にして、著者の感覚的解釈をマンガで描く」方が、面白く読めて好きだな、と思った。
15作の超短編が収録されており、長さもまちまち、展開も色々だが、主に「日常のちょっとしたこと」を扱っていて、違和感もなく心地よかった。 -
千年以上も前の作品がいい意味で現代風に表される。
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ユルくてヴィヴィット。新触感。
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よかった。どんな時代でもどんな場所でも生きている以上いつもなにかを考えてしまう人というものもそう悪くない
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枕草子の現代版、というモチーフが面白くて手にとりました。
まんがはちょっと読みづらいけど、
いまどき?なゆるさがあって、その空気感が印象的。 -
枕草子マンガ現代版。定子様役が積極的で、少納言役が人見知りという設定に驚くも、心地よく、納得。通常、少納言が定子様LOVE!と暴走するのを、定子様が優しく身守るイメージがあるけれど。