小さな雑貨屋さんのつくり方 ~自宅でも、webでも、小さくてもできるのです~

著者 :
制作 : 手紙社 
  • 辰巳出版
3.92
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本棚登録 : 112
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777806805

作品紹介・あらすじ

自宅でも、webでも、小さくても、できるのです!Farmer's Table、hal、ハルカゼ舎…あまりにも素敵な20の雑貨屋さんには、20の物語と秘密がありました。

感想・レビュー・書評

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  •  私が子どもの頃は新しい文房具を買うというのはちょっとした贅沢で、それは新しい運動靴を買ってもらうのと同じぐらいワクワクしたものだ。 だから、雑貨店や文具店めぐりが好きな中高年というのは案外多いのではないかと思う。たぶん。

     雑貨店や文具店の情報を仕入れるのにWebで簡単に情報を探すことができるが、そういった店舗の専門誌で情報を得るという方法もある。一見してお店の紹介と分からないながらも、読んでみるととても面白い一冊に出会った。

    ■お店づくりのための一冊

    小さな雑貨屋さんのつくり方 ~自宅でも、webでも、小さくてもできるのです~

     先日入手したのが「小さな雑貨屋さんのつくり方」という一冊。2009年に発刊されたお店づくりのための一冊だが、お店づくりのための手順などが書かれているのではなく、実際の店舗の成り立ちや店主の想いなどが綴られている一冊だ。

     手紙社が編集・著作を行っているだけあって、こういったストーリー仕立ての構成というのはさすがだなと唸ってしまう。もともと手紙社が作った本だからということで買い求めたが、予想以上の素敵な内容となっていた。

     この一冊の中には20件の雑貨屋さんや文具店の様子が綴られていて、写真も綺麗で読みもとしても内容のあるものとなっている。それぞれ「自分のお店を持とう」という想いを元に店舗を立ち上げた方々ばかりなので、単なるお店の紹介や立ち上げ方の紹介に留まらない何かが込められている。

     私も雑貨店や文具店を巡るのが好きなのでこの本に載っている店舗にも行ってみたが、店主がレジに立っていらっしゃると「お〜、本に載っていた方だ」と当たり前のことに驚いてしまい、ちょっとドキドキしてしまう。ドキドキしながら品物を見ている中高年というのはかなり怪しいかもしれないが、そこは暖かく見守って欲しいと密かに願ったりしている。

     これから雑貨屋さんを立ち上げようと思っている人にも、こういったお店を回るのが好きな人にも楽しめる一冊だと言える。

  • こんな人にオススメ
    ・お店を持つという夢を叶えたい方
    ・これからECショップを始めようと思っている方

    「手作り」や「お気に入り」雑貨を、わたしのお店で売るためにはどうしたらいいの?というぼやっとした疑問に答えてくれる一冊。女性目線で、商材は基本的に雑貨に限られるが、置き換えて考えることも可能。ふつうの女性たちが、自宅で、Webで、イベントスペースで、開業した20店舗の実例と本音を紹介。旅の記録のような、道しるべになってくれる本。手元に置いておきたい一冊。

  • 逗子図書館にアリ

  • 店の作り方に関する本はこれが初めてなので、その視点で見たらどうなのかは分かりませんが、店や商品の写真が多く見ているだけで楽しめる一冊でした。
    やっぱり開業にはお金がかかるんだな、とか思いながら見てました。
    店を作る前、作ったあとの店長の話もありました。

  • 雑貨屋さんを目指す人はもちろんですが、そうでない人も楽しめる本です。ちなみに僕は後者です。
    紹介された雑貨屋さんにも訪れたくなりました。
    また扉イメージの五月女寛さんの陶器のオブジェ、空想雑貨店の升ノ内朝子さんのイラストが素敵でした。
    そうしたいろいろな方達のつながりを大切にする手紙社の感性と姿勢が好きです。

  • 実際の開業に役立つ情報はほとんどない。夢をふくらます副読本。

  • 自分の心から好きなものだけに囲まれた小さなお店を持つこと・・
    誰しも一度はそんなことを空想したことがあるのでは。
    ただそれを、夢で終わらせず、叶えた20人の女性たち。
    「好き」を「仕事」にするということは一体どういうことなのか。
    きっと、夢として胸に思い描くだけでなく、現実のものとするために
    思い切って何かをえいっと飛び越えさせた瞬間があるような。
    それは一体何なんだろう。
    個性のある魅力的なお店ばかりなので、
    そこは当然それぞれ、一人一人、違うわけで。
    そのあたりのストーリーを読むのが好きなのです。

    カリスマ的なお店もあれば、本当に小さな可愛らしいお店も紹介されています。
    ネットショップから実店舗へ、という、現代ならではのお店も興味深い。
    客単価や平均来店人数、売上目標といった、シビアなところも書かれていて、なかなか。 (Y)

  • リアルにお店をひらいた雑貨屋さんをひらいた方たちのお店ができるまでの本です。

    お仕事を始めた背景から
    物件探し、買い付け、お客層などいろんな角度から雑貨屋さんのつくりをひも解いています。

    10店あったら10店の顔があるけれど
    自分が好きなものを人にかってもらう喜び。それが全部のお店から伝わります。自分が開くときにはどんなお店にし、どんなものを売るのだろう!?と妄想しながらすぐ読めてしまう、とても読みやすい本です。

  • 簡単にウェブでお店を持てるサービスとして、paperboy&co.のColor Me Shop! proとロリポップ!が紹介されています。雑貨屋さんにあこがれている女子にオススメの、かわいくてわかりやすい良書です!

  • きになる

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