食べない子が変わる魔法の言葉

著者 :
  • 辰巳出版
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本棚登録 : 190
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777824168

作品紹介・あらすじ

食べなくても大丈夫。その心配を手放せば、子どもは自然と変わります。
ひどい偏食・少食の子のママの悩みがなくなる本。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は「食べない子」専門の食育カウンセラー。食べ物の工夫ではなく、コミュニケーションの工夫で「楽しく食べられる子」に変えることを目的にした本。

    もうすぐ2歳になる娘が最近食事を残すようになり、困っていたため図書館で借りて読書。役にたった知識は以下のとおり。
    ・空腹は食欲以外の影響も大きく、緊張やストレスで血糖値が上昇し満腹中枢が刺激される。つまり、食べない子に食べなさいというのはプレッシャーとなり逆効果。
    ・2歳前後は味覚が発達するため、偏食や好き嫌いが多くなるが、順調に成功している証。
    ・吐き出すのは、今現在の味覚とは合っていないから。言葉で説明できないから吐き出すという行為で伝えようとしている。
    ・食べ物で遊ぶのは、触れて遊ぶ大切な発達段階でもある。イライラしない。
    ・好き嫌いが多くても成長曲線が平均以内であれば問題ない。
    ・食べない物でも食卓に並べる。
    ・「美味しい?」ではなく、「味わって食べてみて、どんな味がする?」と声かけするのが良い。
    ・見た目が違っても同じ食材にあることを、料理の途中経過や食材を見せて伝える。
    ・子どものスモールステップを大切にする。いきなり一口食べさせようとしてはいけない。食卓に並んでいる、パパママが食べている、興味がでる、匂いを嗅いでみる、味見してみる、一口食べる、自分用として食べる。

    これまでに困っていた「吐き出す」や「食べ物で遊ぶ」という行動が、発達段階の正常な行動であり、成長している証だと理解して安心できた。知識として知った後は、イライラすることがかなり少なくなった。リラックスした状態で食事を楽しんで貰うため、食事直前まで一緒に絵本を読んだり、おもちゃで遊んだりするように行動を変えた。また、「食べないと大きくなれないよ」ではなく、「味わって食べてみて、どんな味がする?」という声かけに変更。前よりも食事を残さなくなった。本に書かれていたことをどんどん実践していきたい。

  • 息子の偏食に悩み夫と共に読了。
    食べられるようになるスモールステップと、やってしまいがちでやってはいけない四つのポイントになるほど! と思った。こちらの心構えが一番大事なんだな。。。
    とりあえず、苦手なものでも食卓に出して「無理しないでいいよ」というのを実践してみようと思う。

  • 相変わらず食べないけれど、気が楽になりました

  • 保育士として、悩みを持つ保護者にどう言葉をかけて良いか分からず購入。根拠のある説明が多く、とても納得できた。初めての子育てで食に悩む保護者にお勧めしたい。

  • 図書館で借り、かなり参考になったので、将来自分の子が給食などで苦しい思いをするようだったら購入したい。「一口食べてみて」のあとに「じゃあもう一口」はダメ。

  • Q.好き嫌いは子どものわがまま?A.いいえ、ちがいます!!子どもの食への正しい理解と食卓が楽しくなる声かけで「食べない子」が「楽しく食べられる子」に変わる!

  • 食べない子専門の食育カウンセラーの筆者が、食べないの子ための調理の工夫や子土場がけの工夫を魔法の言葉として紹介している。強制させたり条件をつけたりするのではなく、楽しく食べられるように支援することが大事であると思った。

  • 実際に子どもがいて困ってるならば読む価値ありだと思います。

    自分の場合、まだ子どもはいませんが
    残してるともったいないとかで怒ってしまいそうだなぁと思うので気をつけたいと思いました。
    作ってくれた人への感謝とかもおいおい伝えていければ良いというスタンスで。

    実際にまた困ったときにはこの本を思い出して実践したり読み直せたらいいなと思います。

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著者プロフィール

一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会代表理事。
岩手県盛岡市出身。2017年5月、一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会(アドバイザー:田島治・杏林大学名誉教授)を設立し、代表理事を務める。薬を使わずに「会食恐怖症」を克服した自身の経験を生かし、会食恐怖症に悩む人へのカウンセリングを行っている。相談実件数は延べ3,000人以上。学校や保育所への給食指導コンサルティング活動、食べない子に悩む保護者の食育相談や、それをテーマにした講演・研修も行う。

「2020年 『会食恐怖症が治るノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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