- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777934027
感想・レビュー・書評
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この本の中で「タイトルにだまされない」とあるが、皮肉にも私はこの本の「タイトル」だけを見て購入してしまった。
雑誌のような読みやすい構成になっていて、さらっと全体を把握するにはいいようだ。
正直これといって目新しいことはなかったが、最近、読書を怠っていた私には、よい刺激になったかなあ…と。
これからは『本質を学ぶ』読書を取り入れていきたいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人生が変わる読書術
著:吉田 裕子
本書は、一つの読書法だけを押し付けるようなことはせず、多様な読書法を紹介している。効率的な情報収集。深い読み込みによる情報収集。心を育む文学。私たちが読書に期待するものに応じて、必要な個所を汲み取り役立てることができる。
構成は以下の7章から成る。
①読書はコストパフォーマンス最大の学びだ
②読書に関する7つの誤解
③読書の技法
④読書は一冊の無限に展開せよ
⑤本に出会う場
⑥古典的名著で人間的な深みを増せ
⑦これだけは読みたい大人の教養書カタログ
たしかに読書で人生は変わる。
読書のみならず、そこから何を得るのかどう行動し継続するのかが大切ではあるものの、興味を持って手に取ることが何よりも重要。
自分なりの読書術・ルール等をつくることも大切ではあるものの、自分が読んで楽しい。もっと読みたいと思える本を見つけて読む。すべては楽しいが元になっている。
今すぐに読まねばという焦りよりはとりあえず手に取っておもしろかったら読み進めることを続けていけば自分なりの読書との向き合い方が見つかるはずである。
その先には無限に広がる世界が待っている。 -
アウトプットについていろいろ調べてるので読んでみた。薄い本の割にはさまざまな読書術が書いてあって勉強になる。本の本質を学ぶには三読すると良いらしい。まず一読で全体像を把握。再読で考察を加え深く理解する。そして三読で要点を振り返り定着させる。三読したらその本は卒業する。読み終わったあと要点をまとめ、内容を工夫しながら再構成してアウトプットすると、自分の中で咀嚼でき、本の言葉が自分の言葉になる。アウトプットは実行していこう。
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今までいろいろな読書術の本を読んできたが、内容が明快で取っつきやすい。
本嫌いにこそ読んで欲しいし、内容を実践してみてほしい良書である。
それにしても読書術の本を様々読んでみると、学問に王道なしとは言うが、読書術には王道があるように思う。 -
よかった
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本を汚すことに抵抗はあるが、付箋を貼りメモするなどはいいなとは思った。
紹介されてる本に興味が湧いたので、古典的な本に手を出そうという気が出てきた。
高校生の時、世界史の授業で聞いたような本を読んでみようと思えた。
読書ノートではないが、何かしらアウトプットはしたい。 -
どこかで読んだことのあるような内容もあったが、本にラインを引いたり書き込みすることはもともと好きだったので、この本のおかげで改めて確信を持てた。電子書籍の活用についてもう少し触れてもらいたかったかな?
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1年ほど前に読んだ本。
この本の、読書術を参考にして1年間読んできた。
特に、本を1度だけ読むのではなく、再読、読書ノートを参考にしている。
このことによって、本からの学び、実践したいことを、頭にストックすることができる。
ただ、どうしても、本を汚す読み方は苦手、、、
だから、付箋を活用してます!
付箋が多い本ほど、学びの多い本!! -
読書初心者に
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ずいぶん前になるが、行きつけの書店でなぜかこれが大量に売られていた時期があって、何度かスルーしたものの行くたびに並んでいるのでだんだん気になってきて結局買ってみたという、なんだか書店の作戦にまんまとハマった感満載で、レジでちょっと悔しかったのを覚えている。
とはいえ読書好きとしてはやはり興味深いテーマなので、ちょっとしたスキマ時間にパラパラ眺めて楽しんだ。
お値段的にもこれならコスパがよろしいんじゃないでしょうか。
私は本を読み始めるとそのまま読み続けていたいので(小説だろうが理論書だろうが流れを止めたくない)、本を持っている手を、わざわざペンや付箋に持ち替えたりするのがもどかしく、他の読書術本にもよく「本は汚しながら読め」と書いてあるのだがなかなか実践できない。
昔、ちょっと無理をして線を引きながら読んでみたこともあったが、その本を後に再読したとき、過去に自分が引いた線が邪魔で邪魔で「ああまっさらな状態で読みたいぃぃ」と発狂しそうになったので、それ以来線を引きながらの読書はしていない。
だから私の本はだいたいきれいなまま。
この他の内容は、どれも参考にしたいものばかりでした。
同じ読書好きとして深く共感できる項目もあるし。
この読み方はあの書評家さんもやってるって言ってたなぁ、とか、逆張り作戦おもしろそう今度やってみよう、とか、わぁ懐かしい読書会昔ネットでよくやってたなぁ、とか。
そして本書の一番の特長、いろいろ図説してあるのが、パッと見てわかりやすくてとてもグッドでした。
あ、それと!
本書の中にひとつ大きな間違いが。
私が持っているのは「2017年10月20日第一版第二刷」なのでこの後の版は直っているかどうかわかりませんが、73ページ最後の文、「ドストエフスキーの『罪と罰』や『ツルゲーネフ兄弟』」とありますが、『ツルゲーネフ兄弟』じゃなくて『カラマーゾフの兄弟』でしょうね。
ツルゲーネフて。
違う作家になっちゃった。