ビロウな話で恐縮です日記

著者 :
  • 太田出版
3.65
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本棚登録 : 1471
感想 : 237
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778311605

作品紹介・あらすじ

天下無敵の妄想体質作家・三浦しをんが贈るミラクル・ダイアリー・エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • これは本当に公共の場(特に電車)で読む本ではない。
    なぜならば、一人で笑ってしまう。それも、クスクスならまだしもだが、腹を抱えて笑ってしまう場面が多々あるから。

    この本は、三浦しをんさんの日記を公開したようなもの。(ブログみたいなもの?)
    でも、それがとてつもなく面白い。

    まえがきから、吹き出してしまった。
    おかげで、電車では白い目で見られたが。(確か、前も三浦しをんさんの本を電車で読んで白い目で見られた記憶が…。)

    三島由紀夫の自意識過剰さ、それ以上に、ものすごく人に気をつかう性格だった。らしい。(本文より。)
    それを読んで、なぜか三島由紀夫に親近感を。

    あとがきも、まえがきに負けじと面白い。
    これ以上書くと、面白さが少なくなりそうなのでこの辺で留めておくが。
    しをんさん、とても愉快で面白い人だなあ。と、感じた。

  • たくさん笑わせてもらいました!

  • しをんちゃんもアラサーになり、落ち着いてきたね。「風が強く吹いている」のために箱根駅伝のデータを5年に渡り録り続けたことなど、作家としてのしをんちゃんのプロ意識に触れられた。

    締め切りと戦いながらも貪るように小説や漫画を読みふけり、世間に対してツッコミながら日々を過ごすしをんちゃん。

    変わらないでいてほしい、いつまでも。

  • 三浦先生の本読むと闇と光について考える。ずるいとはなにかも考える。わたしはずるさとは見捨てられない強さだと思う。

  • 著者のファンはもちろんのこと、装丁の中村明日美子先生のイラストにピンときた方にもおすすめできる一冊。

  • ホントにビロウな話がたまに出てくる日記(笑)。
    タクシーの運ちゃんとの会話や電車の中などでの伝聞の話といった
    以前にも割と書かれてたテーマもありつつも
    2行しか書いてない日、夢の話、何時も以上に妄想全開な話など
    テーマがあっちこっちに飛んじゃう緩さがいかにも日記感を醸し出してて
    面白かったです。
    ある意味突っ込みという名の注釈も巧い手だな。
    メールが普及してからはあまり使ってなかったけど
    昔は注釈じみた補足の文章で行間を埋めるような手紙を書いてたな、と
    痛いような懐かしいような気持ちで思い出します。
    『ガ○トの○の中にはスではなくクを入れて読んでください』という注釈は
    声を殺して涙を流して笑いました。
    また人前で読んじゃいけない本が1冊増えた気がします(笑)。

  • 日記、いやブログの短い文章の中でも、面白おかしく、そしてきちんと自分の主義主張が書かれているのが凄い。
    それにしても…紹介されてる本や漫画を見るだに、本当に趣味が合うwwしかも自分では上手く説明しきれない面白さを、さらっと的確に表現されている。
    此方としては、うん、そうそうそれが言いたかったの、状態(笑。まだ読んでいないものも、あぁこれは読まなくちゃ、と思わせる罪作りなお人ですwww

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「と思わせる罪作りなお人ですwww 」
      ほほ~コレは読まなきゃ。。。
      「と思わせる罪作りなお人ですwww 」
      ほほ~コレは読まなきゃ。。。
      2012/05/18
  • 何というか…しをん節が炸裂とでも言いましょうか。しをんさんのマンガ愛や妄想力を感じる日記。

    ところどころ知ってるマンガが出てくると懐かしくて思わずニマニマ。
    某出版社の2人。表題を決めるアイデア出しのくだりが特に面白かった(笑)
    センスがすごすぎます…。
    スポーツクラブの発想は「さすがしをんさん!」て感じでした。
    作家さんの想像力(妄想力?)はすごいです。
    毎日ちょこちょこ読みで読了。

  • すっごい面白かった!こんな日記が私も書けたらいいなぁーと思った。何気ない日常でも、こんなに面白いんだと。

  • 2014-08-19 読み終わってないけど返却期限が来たので返す。半分で挫折。

  • 本当にこの人の日常はつくづくひどいというか腐女子界オタク界でも上級レベルの下衆さというかすべて良い意味で。ただならぬ親近感を毎度覚えます。
    それにしても私は月魚、風が強く吹いているあたりから入った正統派三浦しをんさんファンだったのに、この方のエッセイを読めば読むほど、この先小説作品の方をまともに読めるだろうかと不安になる。。好きなのに。これからも付いて行きます。多分。

  • び、尾籠すぎてたまに爆笑の波がくる・・・

  • 三浦さんのエッセイを読むといつも思うのだが、このかた日常の出来事に対して起こすアクション(頭の中含めて)が面白すぎる。映画やBL漫画の感想や思索も興味深いと思う(わたしはBL漫画も小説も全く読んだことなく、知識なしにも関わらず)。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「(頭の中含めて)が面白すぎる。」
      当初、フィクションとエッセイの落差に戸惑いましたが、こんな風にオープンに出来るコトに或る種の感動を持って...
      「(頭の中含めて)が面白すぎる。」
      当初、フィクションとエッセイの落差に戸惑いましたが、こんな風にオープンに出来るコトに或る種の感動を持ってしまいました。。。
      2013/09/19
  • 今まで三浦しをんのエッセイを何冊もよんだが、また今回新たに共通点を発見した。様々な賞も受賞している作家で作品を読むとその文章力に偉大さを感じるが、エッセイでは親近感が湧く…そのギャップが好きな要因かも。

  • 「好きになってしまいました」のエッセイが面白かったので借りました。こちらは自分には合わなかったようで、最後まで読みきれず、1/3程でリタイア。笑えるって聞いてたけど、何が面白いのかさっぱり分からなかった…。
    元々日記ベースの内容のため、特に何も無い内容をだらだら読むのが苦手な人は、たぶん同じく無理だと思います…(夢の内容とか全部すっ飛ばした。しをんファン的には面白いのか?)。「好きに〜」各内容毎にタイトルがあったからわくわくして読めたのかも。

  • 三浦しをん先生の日常生活での出来事、読んだ本の感想や夢日記など盛りだくさんで、日記なのに、なぜか読者に語りかけるスタイル…笑

    通勤電車で読むのがツラいときもありました(面白すぎてニヤけてしまう…)。
    一家が親戚の結婚式に参列して、披露宴できっとお酒がほどよく入ってしまったのだろうか(?)、お父さんが「『お父さんはちっともひとの話を聞いてない』と、おまえのお母さんによくなじられるが、たしかに父さん、ひとの話なんか全然聞いてないんだ」と宣言しだしたくだりがあまりに唐突すぎてツボってしまった。おばさんの着物の家紋を「ゴミがついてる」といってつまみ取ろうとするおじさんも。(酔っ払いだな)
    電車で笑いをこらえるのが苦しかったです。
    おばあさんの看病生活のくだりも面白かった。

    しをんさんとお母さんの親子喧嘩が何回か見られましたが、娘とはいえ直木賞作家と喧嘩するお母さん、すげー…!と思いながら読みました。

  • 暇つぶしに丁度いい

  • いつ読んでも面白いこの本 特に好きなのが汚部屋に人が来るシリーズ(勝手に命名) 洞察が深い人が日記を書くと些細なことでも面白おかしくなるんだと再認識

  • 図書館読了。元はブログ記事とのこと。いつも思うのですが、エッセイとして上手いと言うより、しをんさんの変人ぶりが面白い。ずるいな…

  • 全てには目を通さず、パラパラとめくってつまみ読み。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

三浦しをんの作品

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