きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で) (本人本) (本人本 9)

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 315
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778311933

感想・レビュー・書評

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  • 本人自伝を元にしたフィクション。
    彼の地元を知る人ならば「この場所ってあそこじゃねぇ?」とか考えながら楽しめて読めると思うが、それ以外の人が読んでも…?(笑)
    彼の文章は「おぬしの体はワイン~」でも思ったのだが、やはり映像(もしくは舞台)にして引き立つような、、、特にセリフ回しの巧妙さとか。

    ちなみに宮藤氏のお父上は、私の小学校の時の校長先生。お母様が店番している文房具店には中学~高校の頃よく通いました、確かに揺れていました(笑)。

  • 阿呆やなあ…笑
    ホントにバカバカしい、何を読んでたんだろう?な本だけど、確かにクドカン流石!というセンスを随所に感じられた。

  • 「エレキを買ったらモテるという希望は、エレキを買ったのにモテないという絶望と、いつも背中合わせだ」…クドカン節炸裂の自伝的小説。

    頼まれもしないのに白鳥の餌付けをしている近所の通称「白鳥おじさん」との対話を通して、高校生クドカンの抑圧された「性的笑動」が浮き彫りになる!

    小5の時、勉強の出来る女子に恋をして、少しばかり猛勉強したクドカンは、少し成績が上がった代償に、ストレス性十二指腸潰瘍を患ったという。そんなナイーヴで、DTで、たけしチルドレンで、だからこそいつもアンテナを張って、ここではないどこかへの脱北を願ってやまない少年が行き着くのが、パンクと「おもしろ」なのである。

    後夜祭のステージのシーンは、読んでいるこっちも鳥肌が立った。

  • たまには笑い転げたい!と思って読みましたが
    結果、ドン引き:笑い=9:1ぐらいかな?
    ドラマ「流星の絆」は好きでしたが放送コードが
    あったのが私には良かったのかも

    一言で言うと「女性の男性への憧れを粉砕する小説」でした…

  • 2015/5/26

    東北の田舎に暮らす自意識過剰な男子高校生。ロックに憧れ、お笑いに憧れ、恋に憧れ。
    小説というか、エッセイ、ネタ帳といった感じで楽しかった。テレビ見て笑うのと同じ感覚。クドカンの作品観たくなったなー。

  • ザ『青春』が満載。思春期の男の子が通る道をおもしろ色が濃く、ギュッと詰め込みました。という感じ。

  • 面白いと言えば面白くて、あっという間に読み終えたけど男の人向けの本なのかな?
    そこまで下ネタはいらないって感じ。
    あまり印象には残らないかも。

  • クドカンの私小説。アホでかつ天才の思春期が描かれている。大人計画、観に行きたい!

  • クドカンは好きだ
    だったら言うなと自分でも思うが、果てしなく低俗。
    下ネタの嵐、下品極まりない。

    …けれど、とてつもなく笑えてしまう8割の虚実と2割の事実。

  • ふざけてんなあ。そこが大好きなんだけど。

著者プロフィール

脚本家、俳優、作詞家、演出家、映画監督、ミュージシャン。1970年、宮城県生まれ。91年より大人計画に参加。2001年に日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した映画「GO」をはじめ、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」、NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」など数々の話題作の脚本を手掛ける。16年「グローイング アップップ」、21年「わーわーわー~はじめてのウソ~」などの楽曲をNHK Eテレ「みいつけた!」へ作詞家として提供。また、同局のアニメ「わしも‐washimo‐」の原作絵本(安斎肇絵、小学館)も担当。

「2023年 『NHK みいつけた! グローイング アップップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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