- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778313524
感想・レビュー・書評
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私は漫画と音楽は切り離して楽しむタイプだけれど、ここに書いてある藤本ひとみ(私が人生ではじめて買ったサウンドトラックは藤本ひとみなんたら、で中身は殆どクラシック音楽だったわそういえば)から萩尾望都作品、アーシアンまで、コマや文章を思い出すとなるほどそこには音楽が存在している。
それにしても同世代の方が書く漫画論はとても楽しい。シャルル・ドゥ・アルディと銀さんと影艶が、オスカル様とタッちゃんと流川が同じ章でともに語られてる、というのも音楽をテーマにした漫画論ならではといった感じでのそんなところも大変面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
NO MUSIC NO MANGA NO LIFE !
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あだち充の『タッチ』が実は音楽マンガであるという指摘に目からウロコ!
意外な気もしますが、読んでみて納得!でした。 -
音楽をやられている方にはだいぶ共感できる内容なんだろうけど、詳しくないので書いてある半分ぐらいしか理解できなかった(>_<)ゞ
音楽マンガとかすごいなって思うけど、作者のように思って読んだことがなかった。
これからは音楽にも注目してまんがを読みたい。
出てくるマンガ、半分ぐらいしか分からなかった(*_*) -
漫画と音楽との結びつきで生まれる「物語」へのいとおしさに溢れる文章。
音楽は日常のものであり特別なものでもある。あるときは登場人物に自分と同じ日常を見出して喜び、あるときは自分の知らない未知の世界を夢みて憧れる。いったん読み手の想像力に火をつければとどまるところを知らない世界が、著者ほどには漫画を知らない身からは少しうらやましくもある。いつか読んでみたい漫画のストックがたくさんできました。
音楽によって象徴される人物像はいわば「フード理論」の音楽版といったところか(本文中でも触れられていた)。善人は鼻歌をうたう、合唱すれば仲間、そんな読み解きもおもしろい。「23番」や「独断によればト短調」のあたりから分析される「乙女心のインテリ欲」もとりわけ興味深い。未知の扉を開く鍵のような、ファンタジーの小道具として機能する音楽、という側面を、これからもっともっとみつけていけたら。 -
古い作品から新しい作家のものまでふれています。
個人的には、「花の24年組」と音楽の関係についての考察が興味深く読めました。 -
主に少女マンガと。著者と世代が近いのか『分かる分かるー』『懐かしー』ばかり言ってた。登場したマンガ家たちの技巧も奥が深いのだな、と関心