- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778315030
作品紹介・あらすじ
YouTubeで見つけたわたしにそっくりの女性は生き別れたふたごだった-韓国で生まれてすぐにアメリカとフランスへ。ふたごであることを知りぬまま、25年ぶりに奇跡の再会を果たす。養子ビジネス、ふたごの最新研究までを追った驚愕のドキュメンタリー。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
フランスで養子として育った女性が「ネット上にそっくりな人がいるよ」と教えてもらい、SNS等を駆使して双子の片割れに出会う話で、ネットでも話題になった実話。
実際の出身は韓国で、双子はそれぞれフランスとアメリカで育っている。なんでそんな遠くから養子を…と思ったら巻末にちょっとだけ解説があった。
双子のそれぞれと、その家族の感情の揺れ動きが率直に書いてあって面白い。 -
後書きに胸を打たれました。養子縁組をしても虐待で殺されてしまう養子もいる……
結局母親のルーツは知ることができなかったのが残念です。
里親、養子の問題は世界中あるけれど、国によってほんとに受け取り方が違うんだなと勉強になりました。韓国がそこまで未婚の母に対して冷たく、またフランスやアメリカは他国の養子をもらうことも珍しくない、と……実子と養子を、しかも人種も違う子を平等に愛せるという度量はすごい。尊敬だ。確かに、生れた時から別々の場所で育てられ、双子なんて聞いてなかったのにネットを通じて知る、そして実際双子だったとはミラクルそのものだ。 -
フランス人の養子になった韓国人女性がSNSでアメリカに自分と同じ顔をしている人を見つけ、自分達は双子だったことがわかった実話。彼女らの交流の経緯を視点を姉、妹切り替えながら書かれる。
日本にはあまり無い感覚じゃないかな。実子がいるがさらに養子をもらい、育てる。素晴らしい事だと思う。お金が有ればやりたい生きた使い方だと。また双子とは何か繋がる、引きつけ合う力が有るのだろうか。
文章としては、女性二人が感想をダラダラと書いた物なので、読み辛い。
キックスターターで寄付金集め、ドキュメンタリーを作成してしまうあたりは現代っ子だなと感心する。
#book barお勧め本 -
本人達にとってはすごい奇跡かもしれないが、
良かったね、としか思わなかった…
世紀の駄作、sayuriにどっからどう見ても
日本人に見えないサムが出てたって時点で
なんか凄く興醒め…
ドキュメンタリー撮影も
ひたすら有名になりたいサムの下心に見えるし。
写真でみるとあんまり似てないな。 -
幼いころから養子として育った二人の女性のお話し。
ある日フランス人女性のアナイスは友人から、YouTubeでソックリな人を見たと聞かされる。
ソックリな女性とはアメリカ人女優で名前はサマンサ。SNSを通じて知り合い、互いに連絡を取るうちに、養子という共通点やソックリな外見から、実は双子なのでは?という疑念が深まり、ついには実際に対面する事となる。
二人の出身地は韓国の釜山なのだが、韓国ではいわゆるシングルマザーに対する世間の風当たりが非常に強いそうだ。おそらくアナイスとサマンサの実の母親も、そんな偏見に耐えられず愛する我が子を養子に出したのだろう。特に二人の世代は、海外に養子に出されたケースが多かったらしい。
アナイスとサマンサの出会いは、SNSの普及によるところが大きいと思う。でも、もしかすると、無意識に自分の片割れを想う気持ちが呼び起こした、偶然と必然が複雑に絡み合う当然の結果だったのかもしれない。不意にヘドウィグ・アンド・アングリーインチのテーマ、『オリジン・オブ・ラブ』を思い出した。
初めて二人がロンドンで出会うシーンや、医師からDNA鑑定の結果を告げられる場面では、読みながらコッチの方まで緊張して卒倒しそうになってしまった。
三人兄妹として育てられたサマンサが、一人っ子で育ったアナイスの孤独を想うシーンがとても美しく印象的でした。