- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778321024
感想・レビュー・書評
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雑誌を買ってまで応援していない、悪いファン待望の短編集。
何と言うか、しょっぱなの作品からゾクリとさせられます。
引き出しの広さ、多さ、そして勢いをまざまざと見せ付けられました。
一人の人間のもつ多様性の限界に挑戦してるんじゃないかと
妄想したくなる程度には多彩だと思います。
もう、一生ついて行きたい。 -
三宅乱丈さんの作品『三宅乱丈作品集 ユーレイ窓(2009)』を読了。 ”ゴンベさん”がGood!!
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ちょっと怖い話が多いが、恐怖のどん底に陥れる話ではなく、どこかほのぼのと笑える道筋を用意してくれていた。ミステリ的な意外な展開が楽しい。
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暑苦しい絵柄に暑苦しいストーリー。嫌いではありません。
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巻末に収録の「手をつなごう」は非常にBL臭い傑作短編。男の子と男の子と女の子がいる。3人の潤滑材になる真ん中の男の子と、母親に手を繋いで貰った記憶が少ない男の子にとっての、この男の子の存在感がBLと言っても過言じゃない!!
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どの作品もオチがしっかりしてるなーと思う。
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以前の短編集「王様ランチ」が全く印象に残っていなかったので、あまり期待はしていなかったのだが、本当にそのまんまだった(笑)。
まあ漫画の短編で強烈に頭に植え付けるって難しいと思う。
パッと思い浮かぶ人ってそれこそつげ義春とかそういう伝説的な漫画家になってしまうわけで。
また1話毎に完璧なオチを付けた「ぶっせん」から比べると何となく雰囲気で押し切っている感がしてそこがまた不満というか。
そういう漫画はあまり好みではない(そういう作風に限って人気があるのは知っているがw)。
この作品集は多分「ペット」のリマスター版と連動させて売っていきたいのだろうけど、むしろ既存のファン以外には逆効果な気がしてならない。
やっぱりこの人の漫画は長編に限る。
しかし太田出版やエンターブレインといったサブカル出版社の専属作家と化しているね。
大衆受けするサスペンスなんかサクッと描きそうなんだけどなあ。
絵柄が厳しいのか、徐々に活躍の場がマイナーになっていくのが歯がゆい。 -
ホラー中心の短編集。
特に「謀反ラーメン説」はおもしろい。理不尽とフェティッシュっていう三宅乱丈の得意技の妙技がいい。 -
めちゃくちゃおもしろい!短編集で、はじめはホラー、そしてどんどんギャグ。。。この絶妙のセンスと発想力に脱帽!
三宅乱丈、萩尾望都などの作品をつかまえてのこ...
三宅乱丈、萩尾望都などの作品をつかまえてのこの一見失礼とも取れるネーミングですが、もし彼女たちがマジシャンなら大賛辞に値する北丸さんの「うまく騙されたい」という良きストーリーメーカーへの愛情をかんじました。
「嘘吐き」というのは私の中で最高の褒め言葉です。一般には失礼なのはわか...
「嘘吐き」というのは私の中で最高の褒め言葉です。一般には失礼なのはわかっていますが、完璧なストーリーテリングを見ると、「このうそつき!だいすき!」と口走りたくなりませんか?
「最高嘘吐き」→大好きなのです。本当に。全部愛して止まない作品ばかり!