談志 天才たる由縁 (フィギュール彩 19)

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779170195

作品紹介・あらすじ

天才とは何か。
「わがまま」「孤独」「非常識」、常識的な人間にとってはつきあいにくい人物だ。
またそれを気にしないところが天才たる由縁。談志に関する本は数多あるが、
プライベートライフを彼とのつき合いをとおして描く本は少ない。
「天才はダ・ヴィンチと手塚だけ」と談志は豪語。ここに談志を入れたい。
弟子・志らくは「師匠はゴッホに満足せず、ピカソをめざした」と語る。
談志は自分がどう生きればいいか考えあぐね七転八倒した。正直なのだ。
談志との交遊を綴った独断と偏見のノンフィクションである。

感想・レビュー・書評

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  • 談志と同年齢で、二つ目時代からの友人である著者だからこそ書けた本。談志の落語の才能を「天才」と評価しながら、神格化はしていない。
    アメリカのショービジネスに惹かれていた若き日の談志が、「若手落語会」のプロデューサー・湯浅喜久治と出会うことで古典落語にのめり込むようになっていったというのは意外だった。
    内容がいいだけに、初歩的な校正ミスが目立ったのが残念。

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著者プロフィール

Teiken Suganuma
すがぬま・ていけん 1936 年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。
放送作家として「ヤング720」(TBS)「11PM」( NTV )、
「地球知りたい気分」( TX ) などの構成を担当。
主な著書には『ナノテクノロジーの世紀』(ちくま新書)、
『くたばれTV/がんばれTV』(駒草出版)、
『片想い/向田邦子』(飛鳥新社)、
『いまなぜ寺山修司なのか』(彩流社)等がある。

「2014年 『談志 天才たる由縁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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