- Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781606064
作品紹介・あらすじ
19世紀フランス。高級娼婦マルグリット・ゴーティエの遺品の競売で本を落札した「私」のもとに、アルマンと名乗る男が訪ねてくる。アルマンは、生前のマルグリットと「ただならぬ関係」にあったらしく、「私」に彼女との間で起こった出来事を語りはじめた…。戯曲としても、これまで多くの人々に愛され続けた、悲劇の愛の物語を漫画化。
感想・レビュー・書評
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ストーリーはいかにも戯曲という感じでわかりやすい。漫画の表現のせいかあまりドロドロとした、いわゆる「昼ドラ感」はない。純愛モノ。
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まんがで読破を読破するシリーズ。
高級娼婦と名家の息子との禁断の愛。
愛と金。
本当の愛とは何なんでしょう。 -
レビュー省略
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これぞ純愛小説というところか。この題材なら、たしかに舞台化してみたいところである。
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泣いた。
『アンナ・カレーニナ』も面白かったけど、悲劇として単なるエンターテイメントで終わってない点が『椿姫』だと思った。
うすっぺらく「なんか良かったね」で終わるような見せかけの美しさじゃなくて、
あまりにもリアルであまりにも汚らわしくて、あまりにも美しい。
青年と高級娼婦が恋に落ちた、ただそれだけのことなんだけど。
二人で田舎で仲良く平和に暮らしたかった、ただそれだけのこと。
”ただそれだけのこと”を手に入れることは、高級で贅沢な生活を維持することより遥かに厳しく難しいことだった。
愛することと苦しむことは切っても切り離せないのね。
愛しているがゆえに恨んだり復讐したり。
すべてひっくり返せばただの愛なのに。
資本論&続・資本論&椿姫&死に至る病はいつも手元においておきたいなあとおもう。 -
愛・復讐・犠牲
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とてもせつないラブストーリー。こんなに人を愛してみたいものだ。
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これを読んでからオペラの椿姫を見ると一層哀愁が深まる。