怒らない経営 銀のさらを日本一にした「すべてに感謝する」生き方 (East Press Business)
- イースト・プレス (2012年5月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781607771
作品紹介・あらすじ
宅配寿司最大手『銀のさら』を展開するレストラン・エクスプレスの江見社長は、「怒らない経営」を掲げている。これは単なる精神論ではなく、「怒りとは、協調心や自発性を損ない、組織の効率を下げる “ロス”だから排除すべきである」という画期的な考え方だ。だがそこに至るまでには、幾多の苦難や挫折もあった──。「カンブリア宮殿」ほかテレビ・雑誌で話題の江見社長がはじめて明かす自身の半生と、理想のビジネス・人生哲学。
感想・レビュー・書評
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「凡事徹底」誰でもできることを誰もできないくらい徹底してやる。怒りを「思考と時間のロス」として排除する「怒らない経営」がモットー。怒る、叱るという行為は「弱さ」「未熟さ」の表れ。人として未熟だから自身の内側にある感情を相手のせいにして相手にそのままぶつける。
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2014年、年明けから素晴らしい本に出会いました。
すごい、すごいよー。
もう共感できることがたーっくさんすぎて、いっぱいページに折り目つけちゃいました。
松下幸之助などから学んだことを誠実に実行し、大きなビジョンをもってビジネスをしている、お手本のような経営者です。
単なる自己啓発本と大きく違うのは、やはり著者・江見氏自身が「怒らない経営」を体現しながら、たくさんの成果を生みだしていること。
ほんと、こんな経営者になりたい。
カンブリア宮殿見たかったなあ。 -
【怒ることは非合理的である!!】
私自身働いていて分かるが、怒ることがどれだけ日常的に発生していることか・・・。私はあまり怒ることが得意でなく、むしろ怒らなくても問題が解決されればそっちの方が良いと思っていた。そんな私への希望の光が、この本であった。
「怒ること」
それは非合理的なものであり、怒る方も怒られる方も、結果的に良いことはない。「怒るではなく、叱るだ」という人もいるが、結局したいことは、問題が再発しないようにすることである。であれば、いずれにせよ、相手を嫌な気持ちにする必要など無い。
笑顔であれ!という訳ではないけれども、それでも一緒に問題に向き合い、解決すればよいだけの事なのだ。
銀のさらを経営する江見氏のこれまでの経歴と怒らない経営にいたった理由、そしてそのメリットを書いている本である。
ぜひ経営者のみならず、社会で働いている全ての方に読んでいただき、どっちが良いのか考えてもらいたい。 -
著者は会社経営上「怒り」は不合理であると断罪する。怒ったら (怒られても) 仕事の生産性が低下し、損をする、と。
この誰もが思っていて誰もが言えそうなことを誰もやらないくらい執拗に説くことこそが 「銀のさら」 繁栄のバックボーンなのだと思う。 -
本当に怒ってなかった。
てか、怒っても双方の気分を悪くし、モチベーションを下げるだけなのだから、無駄と考える。
なんで怒らなければならない状況を生み出したかを検証し、改善することに重きを置く。怒鳴り散らす上司や感情的になって嫌味を言うことで、いい気分になっているクソ野郎には到底分かりえない価値観だと思う。 -
240531読了
経営を科学するといった視点から
怒らないことを徹底しているという江見社長の著書。
怒ること=非効率
自分の中では偉大な経営者になりました。
独立開業を目指す自分としては本気で真似したいことだらけです。
寿司を運ぶことは幸せを運ぶこと。
いつか会ってみたい。 -
私は怒りやすいので、勉強になりました。
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昨夏に放映された『カンブリア宮殿』でも話題になった「怒らない経営」の江見社長の著書。本日届いたので、さっそく読了。個人的には、根底にある「合理的」というキーワードに感銘を受けました。