- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781610061
感想・レビュー・書評
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微生物ハンター、深海を行く
高井研 著
ナニモノでもなかった21歳の青年が、世界でもっとも生命の起源に肉迫する科学者になるまで。
「BOOKデータベース」より
[目次]
実録!有人潜水艇による深海熱水調査の真実
JAMSTECへの道
JAMSTEC新人ポスドクびんびん物語
地球微生物学よこんにちは
JAMSTECの拳-天帝編
新たな「愛と青春の旅だち」へ
「しんかい6500」、震源域に潜る
地震とH2ガスと私
極限環境微生物はなぜクマムシを殺さなかったのか
25歳のボクの経験した米国ジョージア州アセンスでのでんじゃらすなあばんちゅーる外伝
有人潜水艇にまつわる2つのニュース
「BOOKデータベース」より
あとがきに著者ご本人が綴っておられるが
「内容はともかくとして文章のノリがウザい」のが難。
書籍の装丁が前半が青のモノクロであるのには意味があるのだろうか。採用された紙質が少年ジャンプほどではないが、わりと粗い藁半紙風のものなので、図書館で借りた際、既に余白が黄変していた。紙書籍は耐久性も大事だと思う。
これを原作に誰か漫画化されたらどうなんだろう?と思ったけれど、科学モノは絵の中に嘘があってはいけないので、それをキチンと考証できる編集者が必要で、そういう人材が育っていないのだろうと推察する。
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ちょっと分厚いなーと思ってるのですが、職場でパラ見した時に、章が後ろにいけばいくほど文字の色が明るいブルーから群青、黒へと変わっていく趣向が面白いなと思い、後書きも軽い書き口だったので思い切って借りてきました。
後書きの「内容はともかくとして文章のノリがウザいとお叱りを受けることも多い」という自白通りの楽しい本でした。
文中の口癖(?)が「~よ、そらそうよ」なのですが、なぜか阪神の川藤さんが脳内でナレーターになってしまいます。
全然顔は似てませんけど。
ブクログの他のコメントにも上がっている通り、「楽しかったけど、現役中高生向けというにはノリが古い」のが残念な?
昔読んだ全然別の本で、わかりやすくするためにあげてる例がターゲットにはわからんよ、というのを読んだことがあって、そういう意味では陥りやすいアヤマチなんだな、と思いました。
装丁 / 漆原 悠一(tento)
写真 / 神藤 剛
初出 / 『青春を深海に賭けて』「Webナショジオ」2011年5月27日~2013年4月11日
画像提供 / JAMSTEC -
ニコ生「しんかい6500」でおなじみ、さかなクンではなく、しんかいクンとも言うべき、ハイテンション深海ラバーの筆者による、研究者の人生双六の自叙伝。研究者というものの人生がよくわかる。私は研究者ではないが、研究者の道を進む可能性がある若者は、ぜひ読んでおきましょう。
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前半の若き日のポスドク生活は、とっても面白かった。後半は、やや中だおれか。
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バイタリティ溢れまくる、あけっぴろげな語りは、この分野に興味がある少年たちを引き込むパワーを持っている。顔の見える、語りの上手い科学者、大変貴重な存在だと思う。
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研究者ってすごいな。
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研究しよー!
ガンガンいってみよー! -
文字の色が変わっていったり、フォントが大きくなって斜めになっているところがあったり、絵文字が出てきたり。文体も少しラノベ的な感じもしたりして、これから研究者を目指す若者をターゲットにしているのかな、と思いきや、北斗の拳やら魁!! 男塾やらはじめの一歩(これはまだやってるか)やら、オッサン向けとしか思えない表現も出てくる。果たしてこの本の狙いは…? どんな研究をしている、ということよりも、どんな人と会って、どういう感情のアップダウンがあったか、というほうが印象に残るのでした。そういう人物像を抱きながら、研究の中身自体は「生命はなぜ生まれたのか」も読んでみたいと思います。