ボルジア家風雲録 (下) 智将チェーザレの激闘

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781610412

感想・レビュー・書評

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  • デュマが書いたボルジア家の話ということで、興味が湧きました。
    上下に分かれてますが、随分薄い本ですぐに読めます。というか、上下にわける必要あったかどうか。
    もともとデュマの書いた「著名犯罪集」といういくつかのエピソードがまとまっている本の一部だそうで、昔は横溝正史が翻訳して出版されていたとか。なんというか、歴史物ではあるけれど、通俗的でエロティックな娯楽読み物という側面は否めません。
    なにせ今では、塩野七生の著作や漫画でも何度も描かれている、日本ではわりと有名なチェーザレですから、この本での間違いは、熱心なファンには受け入れがたいのではないでしょうか。今更悪の華ボルジア家、といわれても、違和感ありまくりです。
    でも、デュマらしいぐいぐい読ませてくれる筆力は楽しめますが。ダイジェスト的な要素もあるので、ざっくりボルジア家の興亡を知りたいという方にもいいかもしれません。

著者プロフィール

1802-70。フランスを代表する小説家・劇作家。生涯に長短合わせて250篇あまりの作品を書いたとされる。主な作品に『コルシカの兄弟』『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『ブラジュロンヌ子爵(鉄仮面)』『ダルタニャン物語』『王妃マルゴ』『王妃の首飾り』など。

「2016年 『ボルジア家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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