天皇にとって退位とは何か

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 39
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781615066

作品紹介・あらすじ

「生前退位」で、いったい何が起こるのか。「お気持ち」の核心はどこにあるのか。そして、日本人にとって天皇とは何か。2016年8月8日の「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」の発表、同年9月23日の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の設置で皇室の今後に注目が集まっている状況を、テレビで人気の歴史学者が徹底分析。皇室と日本の未来を考える上で必読の書。

感想・レビュー・書評

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  • 私にとって天皇とはできれば続いてほしい。だって、織田、豊臣、徳川の血をひいてるんですよ!その他にも平清盛とか、明智光秀などなど。
    と、明治になるまで定まったルールがなかったからこそ天皇家は世界で一番古い王家となった、なんて日本的なんでしょう。
    今、跡継ぎ問題で苦労しているのはルールを決めたせい…?

  • 2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2021年の間に読む本の様ですね。読みかけになっていたために、評価は「★一つ」にしております。内容が不満足だったわけではありません。

    2021年12月29日作成

  • 天皇とは、役割、歴史等あまり知らず、それではダメだと思い読んでみた。
    学べたことは多くあるが、文章が読みにくくあっち行ったりこっち行ったりとなかなか頭がついていかなかった。また、事実、世の中の考え方、作者の考えの境目も曖昧でそれもまた読みづらい一因だった。

    日本人ほど自分の国について知らない国民はいないんじゃないかなと思う。

  • 天皇の生前退位は前近代には珍しくなく、摂関や上皇の政争の具として機能したこと。それが21世紀に行われるとしてもその影響は限定的で、その他の皇室問題が山積しているといえる。歴代の退位状況などデータが豊富。

  • 歴史学者の立ち位置や、天皇に着目した歴史について、得ることの多い本でした。
    室町時代の貧乏な天皇の話や、平安時代に入るまでの天皇の身体性など、面白いエピソードもたくさんありましたし。

    付録として、皇室典範がついているのは、なかなかよいと思います。
    皇室典範は、生まれて初めて読みましたが、いろんな可能性が考慮されていて面白いですね。
    とくに、明治時代のものは、過去の天皇や皇族の振る舞いが垣間見えて、おおらかさを感じました。

  • 中身が薄すぎ

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著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。1983年、東京大学文学部卒業。1988年、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。同年、東京大学史料編纂所に入所、『大日本史料』第5編の編纂にあたる。東京大学大学院情報学環准教授を経て、東京大学史料編纂所教授。専門は中世政治史。著書に『東大教授がおしえる やばい日本史』『新・中世王権論』『壬申の乱と関ヶ原の戦い』『上皇の日本史』『承久の乱』『世襲の日本史』『権力の日本史』『空白の日本史』など。

「2020年 『日本史でたどるニッポン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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