身近な鳥のすごい事典 (イースト新書Q)

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781680385

作品紹介・あらすじ

驚異の能力で千キロ超の距離を飛び帰巣するハト。神の遣いから一変、ある時代から嫌われ者になってしまったカラス。二千年も人と暮らし、その関係が濃すぎる故に数を減らしつつあるスズメ。遙かな昔から私たちの傍には鳥の姿があった。現代、東京の空にはインド・スリランカ産の群やかな緑色のインコが飛び、いずれ「日本の鳥」となるといわれる。鳥たちの歴史は長くその世界は驚くほど広い。身近に見られる35種の鳥たちの意外な歴史とたくましい生き方を紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • バードウォッチングをはじめたので、入門書のように読みました。
    楽しかったです!
    負の歴史も知ることができたし。

  • 昔から和歌に歌われたり日本人には身近だった鳥が人間のせいで今はほとんど見られなくなったり、逆に賢い種は生き残ったり。ただの図鑑ではなく、歴史がわかるのが良い。ただ、写真はカラーがよかった。

  • 鶯が鳴けば春、時鳥が鳴けば夏、雁が渡って来ると秋、鴨や白鳥が水辺で佇んでいると冬、「花鳥風月」の日本ですね。細川博昭 著「身近な鳥のすごい事典」(2018.1)、35種の鳥がより身近に感じられます。25gの雀より軽い17~18gの燕が4000kmの渡りでやってくること、感動です。そして、この本を読んで一番インパクトを受けたのは「ヒヨドリ(鵯)」です。ピーヨフィーヨ。なんと、平安時代の貴族に愛玩された鳥は、鶯でも時鳥でもなく、鵯だったんですね。飼い鳥の花形で荻葉、千與丸などの名前がついていたそうです。

  • ヤマガラもツグミも、名前は知っているのに、人間とどんなふうにかかわってきたのかは考えたこともなかった。簡潔にまとめてあるので、身構えずにすぐに読めます。読みやすいです。鳥に興味がある人だけでなく、これまで興味を持ったことのなかった人にも入りやすい内容。

  • とりあえづ、さささーと斜め読み。

    思ってたのとちょっと違い、カラー写真ページが少なかった(巻頭のみ)。
    ま、この価格なら妥当かな。

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著者プロフィール

作家。サイエンス・ライター。鳥を中心に、歴史と科学の両面から人間と動物の関係をルポルタージュするほか、先端の科学・技術を紹介する記事も執筆。おもな著作に、『鳥を識る』(春秋社)、『鳥が好きすぎて、すみません』『うちの鳥の老いじたく』(誠文堂新光社)、『知っているようで知らない鳥の話』『鳥の脳力を探る』『身近な鳥のふしぎ』『江戸時代に描かれた鳥たち』(SBクリエイティブ)、『身近な鳥のすごい辞典』『インコのひみつ』(イースト・プレス)、『大江戸飼い鳥草紙』(吉川弘文館)などがある。
日本鳥学会、ヒトと動物の関係学会、生き物文化誌学会ほか所属。

「2023年 『鳥を読む 文化鳥類学のススメ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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