なつの あさ (至光社国際版絵本)

著者 :
  • 至光社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783400356

感想・レビュー・書評

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  •  夏の朝、少年は自転車で丘の上へ急ぐ。聞こえてきたのは汽車の音……。


     図書館本。
     谷内こうたらしい可愛らしい文章と、爽やかな空気を纏ったがっしりとした塗りの絵。
    「のらいぬ」を真っ先に知ったので、葉祥明っぽい淡いタッチの画風かと思っていた。こういうしっかりした塗りが持ち味だったとは。

  • 3歳4ヶ月。自分からは持ってきませんでしたが、読んであげると集中して見ていました。

    どこか懐かしい優しい感じがするお話でした。

  • 鉄オタのわが子がどのような感想を持つか
    聞いてみたい

  • くさもみちも、まだねむそうな、なつのあさ。「ぼく」はいそいで、じてんしゃをはしらせる。やまのうえで、きこえるのは、いつものあのおと──。
    紙質がまるでキャンバスの原画をそのまま使ったかのよう。大好きな汽車の音が耳から離れず帰路の町も汽車になる、という表現は良いですね。

  • 一人で見る景色は、何とも言えないね…

  • おはなしより、絵がいいですね。味がある。

  • 何かの書評で絶賛されていたのを思い出し、図書館で手に取ってみました。奥付に1971年ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞とあります。シンプルな絵だからこそ、少年の機関車への思い入れの強さを際立たせているような気がします。電車が好きな子なら、この少年に共感できると思います。

著者プロフィール

1947年神奈川県に生まれる。
1968年多摩美術大学油絵科2年中退。
1969年初めての本「おじいさんのバイオリン」出版。
1971年絵本「なつのあさ」(至光社)でボローニヤ国際児童図書展グラフィック賞受賞。
ボローニヤ国際児童図書展エルバ賞。グラフィック賞(1972年、1975年)
東京アートデイレクターズクラブ(ADC)賞(1973年)
ブラティスバラ世界絵本原画展(BIB)金のりんご賞(1979年、1981年)
1982年絵本「かぜのでんしゃ」(講談社)で謡談社出版文化賞受賞。
1983年再渡欧 フランス、ルアーン市に現在まで滞在。
1989年飯田画廊にて風景画個展(1990年、1995年、1999年、2001年)
1998年10年ぶりの絵本「にちょうび」(至光社)でスイス、エスパースアンファン賞受賞。

「2018年 『ぼくたちのやま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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