あおくんときいろちゃん ボードブック

  • 至光社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783403319

作品紹介・あらすじ

"絵の具で描かれた青や黄色のシンプルな丸が生き生きと動きまわり、絵本ならではの夢と感動をもたらすロングセラー絵本を、グラフィックデザイナー・佐藤卓氏が装丁したボードブック版。
小さなお子さんからおとなまで、すべての人に優しいファミリーブック。

作者が孫のために作ったという人間愛あふれる絵本。
この絵本の作者レオ・レオーニは長年アメリカで、もっとも活躍した芸術家の一人です。その多彩な創造力は絵画、グラフィック・アート、デザインの各分野で示されています。 1910年アムステルダムに生れ、29才でアメリカに渡り、ニューヨークで創作のかたわらすぐれたアート・ディレクターとして多くの仕事をし、賞も受けています。

こどもの本に初めて抽象表現を取り入れた作品として、歴史に残る名作といわれるこの絵本は、レオーニが孫たちにお話をせがまれた時、ぐうぜん生れたものです。手近の紙に色をつけて次つぎに登場人物を創りだしながら、孫たちもレオーニ自身も夢中だったといいます。
アメリカでは、この絵本の、青と黄とが重なってまったく違った緑になるというテーマが、人と人の心の融和を暗示するものとして、おとなたちの間でも好評を博しています。
世界中からさまざまな人種が集い暮らし、個々の価値観も多様化するこの日本でも、通じるところの多い人間愛に溢れたテーマを、絵本ならではのファンタジーで幼児にも大人にもシンプルに深く伝えてくれる作品です。

感想・レビュー・書評

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  • オランダで生まれイタリアからアメリカに亡命した芸術家レオ・レオ-ニ(1910-1999)が、孫たちからお話をせがまれ創作されたという、絵具で書かれた<青(あおくん)>と<黄(きいろちゃん)>の二色が合わさってできた<緑(みどり)>が、思わぬ事に遭遇するお話し絵本(ボードブック版)です。 異なった色の重なりが〝人と人の心の融和〟を暗示するものとして評判になったようですが、絵本を開く人によって様々なイマジネーションを掻き立てられる作品です。 (原題は、Little Blue and Little Yellow)

  • 2y0m23d
    こどもの作品に初めて抽象表現を取り入れた絵本らしい。青くんと黄色ちゃんがくっついて緑になるのは人と人の心の融和が示されているそう。顔や表情はない絵の具で描かれた絵だったけれどお気に入りだった。

  • こどもが気に入っている『あおくんときいろちゃん』ボードブックバージョンを図書館で見つけたので借りる。購入候補。

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著者プロフィール

1910年 オランダのアムステルダムに生まれる。主な絵本作品 「あおくんときいろちゃん」(至光社) 「スイミー」(好学社)など。

「2009年 『ニコラスどこにいってたの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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