モ-将軍

著者 :
  • 思潮社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783712237

作品紹介・あらすじ

モー将軍、トマス、金星人、ミス・ログローリー、金田一耕助、アリエス、赤ずきん青ずきん-「田口犬男の世界」の住人たちが織りなす、哀しくも優しい未来世紀の寓話が、いま始まる。かつて「現代詩手帖」新人欄で、守中高明、平田俊子らに「考えぬかれた寓話」「現代詩に汚染されていない」「こういう世界の住人になりたい」と言わしめた新人の第一詩集。

感想・レビュー・書評

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  • 現代詩人・田口犬男の高見順賞受賞作。平易な言葉使いとユーモラスな視点は、いしいしんじの寓話に近いイノセントな印象を受けました。「絶望した」というかわりに「困った」という、その感覚がいいです。

  • 犬男ワールドが繰り広げられています。やっぱり詩は定期的に読まないといけんなあと実感する。

  • 2010/3/29購入

  • 詩人や詩には正直かなり興味がないのだけれど、このひとの作品については別。この陰鬱とした時代に、苦渋に満ちたさまざまな局面をブラックユーモアでもって表現していくあの軽妙さがたまりません。ブックパッカーで紹介したときもみんな「詩ってこんな面白いんだ」「こういうのも詩っていうんですね!」と好評。つよくオススメします!(ゴーサン)

  • 現代詩は難解で面白くない!なんていうのが、詩に対する一般的な理解だとしたら、ぼくはこんな詩人だっているんだ!と自腹切ってでも薦めたい一冊。詩人たちの過剰な押し付けのない、ただただ世界を心地よく物語る詩。絶対に損はしません。

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著者プロフィール

詩人。1967年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部中退。Western Meryland College卒業。
『モー将軍』(思潮社)で第31回高見順賞受賞。その他詩集に『聖フランチェスコの鳥』(思潮社)など。

「2021年 『ハイドンな朝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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